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今週のオススメハードテクノ【アーティスト紹介:William Arist】 - Resident’s Recommend 2023/09/19

こんにちは774muzikです。
完全に曜日を取り違えた結果、現在の更新となっております。。。

阪神が”アレ”こと優勝しましたね。
共同通信さんが道頓堀飛び込みニキを捉えた一枚の写真が、あまりにも奇跡の一枚ということで話題になっていました。


守りたい、この笑顔。(やっていることは褒められたことではありませんが)

1か月後に迫ったHardonize#45ですが、こんな笑顔を生み出せるパーティーになったらいいなぁ、と思います。
みんなで優勝しましょう!!

2023/10/14(sat) Hardonize #45 at waseda sabaco

ということで本題。
本日は、Hardonizeクルーきっての情報通TAK666君から「こんなんおるぞ・・・」と情報提供をもらった、こちらのアーティストをご紹介したいと思います。
TAK君、情報サンクス!

William Arist


SoundCloud
beatport
bandcamp

Dj / Producer / Teacher, owner of Perseverancia Records and Espacio Sonoro music school. William Arist hails from Montevideo, Uruguay and has a heavy take on techno which has allowed him to release on renowned labels in the genre. His very own style, characterized by a fresh and contemporary sound, is now an inspiration for the new generation but his tracks are also constantly supported by legendary and renowned DJs. His label Perseverancia Records is continuously expanding its loyal fan base, and his own production school, 'Espacio Sonoro,' has students from over ten countries to date.

ウルグアイ出身のウィリアム・アリストです。
トライバルな楽曲を作風としつつも、CaveやCarl Falkのように派手な打ち鳴らし系ではなく、Jeff MillsやOliver Ho路線というかハードミニマル寄りなストイックで質の高いトラックを多くリリース。
Gary Beck、Markantonioなどのベテラン勢のチャートにも入るなどしており、ハードミニマル路線のトライバルが好きな方であればかなりオススメのアーティストだと思います。
どの辺りをルーツとしてるんだろか、ということで、ご本人が「過去20~25年で最も影響を受けたトラック」をまとめたチャートを作っていたのでチェックしてみましょう。

Fumiya Tanaka、Adam Beyer、James Ruskin、Mark Broom、Joris Voorn、Damon Wild、SLS etc...とまあ、「テメェ、さては同門だな・・・?」感のあるチャートですね。
Sound Of K - Silvery SoundsのTechnasia Remixなんかも入っていて素晴らしい。

ということで、おすすめトラックを紹介していきたいと思います。

ということで、サンクラ、bandcamp、beatportとありますので、ご興味ある方は是非チェックしてみてください!
本日の更新はここまで。次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします。では!


新作ディープ系ベースミュージック特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/09/14

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知1】

次回Hardonizeの情報が公開となっております。


2023/10/14(sat) Hardonize #45 at waseda sabaco | Hardonize web

ゲストにDJ KITAさんDJ YO-Cさんの2名をお招きし、
ハッピーでファンキー、そしてバンギンなサウンド増量キャンペーンの元、お送りします。
15周年イヤーの〆に相応しいドンチャン騒ぎテクノをお楽しみください。

日にちは10月14日(土曜日)、スタート時間が若干変わりまして15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱にて皆様のご来場をお待ちしております。
尚、参加予約登録フォームもございますのでこちらから申請を行って頂けると入場が確実です。
Hardonize #45 参加予約登録フォーム

【告知2】

10月01日(日曜日)に予てよりお世話になっている錦糸町の日本酒飲み放題バー、LITTLE SAKE SQUAREにて行われるMUSIC SAKE SQUARE -別誂Ⅱ-というパーティーに出演致します。


あろうことかTobyさんTAKAMIさんTakayuki Kamiyaさんの長年に渡ってジャパニーズテクノシーンを背負って立ち続けている3人と並んでおります。
自分の異物感ハンパない。

今年04月の桜逢祭に於いてはTAKAMIさん、Takayuki Kamiyaさんと3人でB2Bを行い、それがべらぼうに楽しかったことでとんでもない醜態を晒したりしたわけなのでせいぜい気を付けます。頑張ります。
一説によるとタイムテーブルなし、好きなようにブースに出入りして各々プレイするスタイルという話もあるのでどうなるか本当に分かりません。
せめてDJという側面だけは恥をかかないよう、各種テクノを揃えて臨みます。
是非お越しください。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

ですが、今回はあえてテクノハードテクノから離れたところにスポットを当ててお送りします。

今回のテーマは

ディープ系ベースミュージック

とします。

読んで字の如く、深いベースラインを最大の肝とした音楽のカテゴリー。
ウワモノも派手な音が使われることは滅多にないため、一貫して暗く、重い雰囲気を纏ったトラックが最もイメージしやすいものになります。
リズムも4つ打ちでないものが殆どですね。

使われているパーツこそ違えど、自分はこの音楽とテクノリズムパートに於ける反復が主体の構成とシリアスな曲調が共通していると考えており、過去のHardonizeに於いても何度か両者を行き来するプレイを行っています。
それこそ前回Hardonize #44でのプレイもその1つです。

過去にこの音楽にスポットを当てた回は2020年の05月が該当し、また2022年の09月に新作非4つ打ちテクノ特集というのも行っており、まぁまぁ近い内容です。
ちなみになんでこのタイミングでの紹介かというと今週末にオランダから2名のゲストを招いて行われるハードコアドラムンベースのパーティー20 Years of PRSPCT Japan Tour Tokyoの出演が控えており、
B2Bの相方が長年に渡って東京のダブステップシーンを牽引しているパーティーBACK TO CHILLの準レギュラーメンバーでもあるDJ YEWさんというこれまた凄い人であることにも因んでいます。

FULL CASSETTE | 90s Hiphop (Take2) | DJ YEW | Warm Cassette Tape Bass Ver

FULL CASSETTE | 90s Hiphop (Take2) | DJ YEW | Warm Cassette Tape Bass Ver – YouTube

つい先日公開されたカセットテープによるヒップホップMIXの映像。
今年は先輩格のプレイヤーとB2Bする機会が多くてありがたい限りです。

それでは新作ディープ系ベースミュージック紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Boofy / More Or Less

Boofy – More Or Less (Original Mix) [Sector 7 Sounds] | Music & Downloads on Beatport

イギリスのプロデューサーBoofyによるダブステップ
やや手数の多いパーカッションリズムと連なったベースのリフ、せり上がるようなパッドや遠くで鳴っているキーボードの音などが絡み合い、穏やかながら硬派さも感じられるトラック。
イメージ的には霧という感じ。
導入で使いたくなるタイプです。

Head Space / Bandito (q100 Remix)

Head Space – Bandito (q100 Remix) [Bass372 Records] | Music & Downloads on Beatport

エストニアのプロデューサーq100によるダブステップ
BPM通りの金物リズムの打ち方に対してキックはその半分のリズムで鳴らされており、色々なベースミュージックブレイクスの緩衝材として使える曲。
リフとして聴こえるベースとは別にずっと深いベースが鳴っているので、これがクリアに聴こえる環境でより映える印象があります。

Distinct Motive / Niagara

Distinct Motive – Niagara (Original Mix) [Deep Dark & Dangerous] | Music & Downloads on Beatport

カナダのプロデューサーDistinct Motiveによるダブステップ
オリエンタルな印象を受けるリフとローファイなビートが特徴的な曲。
ブレイク後は4つ打ちになり、裏打ちのリフと相まってレゲエダブっぽいなと思うんですが、ビートを活かしてヒプノティックなテクノと合わせるのも全然アリな気がします。

Chief Kaya / Metaphysics

Chief Kaya – Metaphysics (Original Mix) [Infernal Sounds] | Music & Downloads on Beatport

アメリカのプロデューサーChief Kayaによるダブステップ
ベースのリフでフレーズを作っているオーソドックスなスタイル。
構成がシンプルで音の隙間がある分、ガラの悪さが際立ちますね。

Gnasha / Subtle Kind

Gnasha – Subtle Kind (Original Mix) [Nomine Sound] | Music & Downloads on Beatport

イギリスのプロデューサーGnashaによるダブステップ
こちらもベースのフレーズが前面に押し出されているという点で先の曲と似たようなスタイルではあるものの、よりローファイなサウンドになっており、ディープながら攻めっ気が感じられます。
断続的に鳴っている生音のパーツも妖しさを醸し出していて好みです。

Gesture / YM HO (Guau Remix)

Gesture – YM HO (Guau Remix) [83] | Music & Downloads on Beatport

スペインのプロデューサーGuauによるベースライン
リズムの打ち方はかなりガラージに接近しているものの、インパクトのある深いベースはダブステップのそれ。
ビートも気持ち音量大きめなのでトラック全体を通して攻撃的な印象を受けます。
プレイの中に起伏を生み出すのに重宝しそうですね。

そもそもベースミュージックが結構汎用性の高い音楽だと思っているので、その中でも更にハイブリッドなスタイルというのは個人的にかなりツボです。

Oxossi / Tourniquet

Oxossi – Tourniquet (Original Mix) [XYBERWARE] | Music & Downloads on Beatport

ブラジルのプロデューサーOxossiによるベースライン
派手目なベースフレーズにストリングスやボイスサンプルなど、かなり陽気なサウンド使いを擁しているトラック。
一方でリズムには隙間が多く、この細かい緩急の作り方が非4つ打ちの妙を体現しているとも言えます。
ガラージグライムUKファンキーなど、かなり細かくベースミュージックのサブジャンルの要素が詰め込まれていてこれもハイブリッドさにヤラれました。

207 / Zoi

207 – Zoi (Original Mix) [White Peach Records] | Music & Downloads on Beatport

クロアチアのプロデューサー207によるダブステップ
呪術的なパーカッションとオリエンタルなウワモノ、ローファイなビートに深いベースラインと、どこを取っても妖しさが際立っている曲。
このなかなか聴くことのないリズムやベースの打ち方にも強い独自性を感じます。
使い方を誤ると火傷を負いかねない変ミュージック。でもそれがいい。

Low End Activist / Sent West

Low End Activist – Sent West (Original Mix) [Sneaker Social Club] | Music & Downloads on Beatport

ドイツのプロデューサーLow End Activistによるダブステップ
アーバンなニュアンスを含むウワモノの数々と異様に抜けのいいスネアやクラップが最大の特徴。
ダブステップでありながら相当細かくパーカッションが打ち分けられており、インテリ感と土着感、そしてストリート感が同居しています。

Spooky Bizzle / Rum Punch

Spooky Bizzle – Rum Punch (Original Mix) [Clarty Records] | Music & Downloads on Beatport

イギリスのプロデューサーSpooky Bizzleによるダブ
4つ打ち感のない4つ打ち。
フィルターがかったレトロなリフや。ローファイな裏打ちのオルガン、深くうねるベースライン・・・そしてめちゃめちゃ強調されたTR-808感丸出しのスネアは最早笑いすら感じさせます。
露骨なレゲエ要素があるわけではないものの、そういう曲とはかなり合わせやすい気がするやや不思議な曲。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週09月19日は774Muzikさんが担当します。
では。

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