こんばんは。774muzikでございます。
はい、帰って参りました。
2月23日から例のコロナの野郎を発症いたしまして発熱・頭痛・喉痛に苦しんでおりましたが、無事症状も治まり、無事復活することができました。
まだ喉の調子が悪くて声が超出にくい状況なので、完全復調ではありませんが・・・。
その間、体調悪すぎて本ブログの更新を落としたり、免許の更新に行けなくて免許失効したりと色々ございましたが、体調戻ればこっちのもんですね。
諸々頑張っていきます。
ということで、諸々のうち最重要事項。こちらですね。
2月開催の予定でしたがHardonize初の延期となり、4月9日となっております。
およそ1か月前ということで、皆様と現場でお会いできるといいなぁ・・・と願っております。
是非、スケジュールにインの程、お願いいたします。
さて本題。
コロナで寝込んでいる時、まあ出来ることがほぼなくて、ベッドの中で色々とトラックメイク用のプラグインを漁ってまして、体調が戻ってきてからちょこちょこと触ってみているところです。
ということで、今回は普段と趣向を変えて、トラックメイカー向けといいますか、ゲットしたプラグインの中から「これは推せる!」というやつをいくつかご紹介していきたいと思います。
今週のオススメプラグイン
※画像からオフィシャルサイトに飛べます。
1. iZotope BreakTweaker Expanded
まずは、何を措いてもこれですね。
稀代のチートツール「Ozone」で有名なiZotopeと、偏執的なビートの作り込みで有名なBTが手を組んで生み出したビートマシンです。
FL Studioユーザー的には馴染みやすい、リズムマシーンぽい打ち込み画面なんですが、配置した一つ一つのノートに対して、ピッチ変化であったりStutterであったりというギミックをとても感覚的かつ簡単に仕込めるというものになっています。
ノートの打ち込み自体は16分音符刻みジャスト位置で行い、発声をずらしたり(例えば16分裏を遅らせてシャッフルさせるとか)、16分以外での打ち込み(3連符とか)だとかはノートの編集で行う、という仕組みが最初は若干飲み込みにくいところかもしれませんが、慣れれば色々できそうです。
言葉で説明しても分かりづらいと思うので、オフィシャルのチュートリアルビデオを。
どうでしょう?見てるだけで結構ワクワクしません?
これは相当面白いツールですね。
もちろん各トラックに配置する音は自身のライブラリから設定することも可能ですが、プリセットも大量についてくるので、まずはプリセットを色々見てみるだけでもかなり参考になります。
で、更にヤバいことに、これ定価3万円ぐらいするプラグインなんですが、プラグイン販売サイトのPlugin Boutiqueの10周年記念セールで95%オフになってまして、1,200円とかいう頭おかしい価格で投げ売りされてました(笑)
まだ持ってない方は、またセール入るタイミングで是非ゲットしてほしい逸品です。オススメ!
2. Sonnox Oxford Inflator
お次はこちらです。
我らがドン、ゆづきさんから教えてもらったプラグインですね。
ガツッと聴感上の圧を出してくれるコンプレッサー/リミッター系のエフェクトプラグインになります。
スライダーが4つにボタンが3つ、合計7個のコントロールしかありません。
何か古のフリープラグイン的な感すらあるシンプルな趣きに不安になりますよね?お前、やれんのか?と。
しかもこれ、定価2万円ぐらいするんですよ。不安になりますよね?僕はなりました。
でも、実際使ってみると分かります。これは、このコントロールの少なさでいいし、むしろ、だからこその神チートツールなのです。
普通のコンプレッサーとかリミッター、良い感じの音圧で鳴らすためには結構シビアな設定を要求されるじゃないですか。
Inflatorなら、スライダーをスッ・・・スッ・・・以上!ですよ。完全にふざけてます。素晴らしい。
こちらもチュートリアルビデオをどうぞ。
はい、すごい。
で、これもPlugin Boutiqueの10周年記念セールで5,000円ぐらいになってました。お得!
ただ、1点だけ難点があるので、最後に記しておきます。
これ、アクティベーションの方法がiLokの物理ドングルか、iLokクラウドかの2択です。
したがいまして、何千円(下手すると万超え)を払ってドングルを購入するか、常時オンライン接続しながら使うかしかありません。
これはマジでクソだと思います。それが許容できるなら、とても優秀なツールです。
3. Plugin Boutique BigKick
縦に長い・・・!
プラグイン屋さんのPlugin Boutique謹製の、いわゆるキックシンセですね。
最近、ミニマルを習作的にちょこちょこ作っていたりするんですが、この類のテクノって、音自体の質と「間」が重要な音楽だと思うんですね。
キックはサンプルパックのものから合いそうなものを探して使う、というパターンが多かったんですが、音自体の質だったり音の「間」を計算して作るとなると、かなり細かい作り込みが必要で、出来合いの音を当てはめるだけというのではちょっと厳しいところが出てくるわけです。
ということで、ミリ秒単位で鳴りを調節出来たり、音程でのピッチ設定ができるものとしてこれをチョイスしました。
この分野では、Sonic AcademyのKick2というプラグインも有名で、こちらはこちらでボリュームのカーブを無制限にポイント打って編集出来たり、より変態的な作り込みが出来る点がめちゃくちゃ魅力的で、正直迷いました。
しかし、最終的にBigKickを選択した決め手は、エキスパンションでした。
BigKickはプロのトラックメイカーが作成したパッチを追加できるエキスパンションというのがあるんですが、それのテクノ向け第一弾を手掛けたのがAxel Karakasisなんです。
ヴァイナル時代にめっちゃ買ってたアーティストが手掛けてるとか、もう買う義務しかない。
ということで、チュートリアルビデオです。どうぞ。
さあ、変態的キック作りするぞおおおおお
4. OZ-Soft Xpander
最後にご紹介するのはこちら。フリープラグインとなります。
音を広げたりユニゾンして厚みを出したり、という音のリッチ化の加工を簡単にできるものになります。
使い方のイメージ的にはFLユーザーにはお馴染み(?)、SoundGoodizer的な簡単さですかね(あちらは音圧稼ぎ系ですが)。
デモンストレーションを見ていただいた方がイメージつかみやすいと思うので、こちらをどうぞ。
シンセの音がリッチな感じになっているのが分かるかと思います。
使いすぎるとくどくなってしまいますが、もう一歩メインのシンセを派手にしたい、というような時に噛ませてみるのも一興かと思います。
フリーなので、とりあえず入れておく、でもいいかもしれないですね。
ということで、役に立つんだか立たないんだかよく分からない感じですが、最近導入してみて面白かったものをご紹介しました。
本日の記事はここまで!
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー。