「 2020年10月 」一覧

今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/10/06

こんばんは。774muzikです。
先日募集しました、Hardonize初の公募DJですが、最終的に10名の方から応募をいただきました。ありがとうございます!
ハードテクノから外したジャンルでの応募もありつつ、皆様それぞれのハード感がしっかり出ていて、とても良かったです。
只今絶賛審査中ですので、結果発表まで暫しお待ちください。

そしてこちら。

2020/11/14(sat) Hardonize #37


ゲストが発表されました。
ソロでの出演の他、カオスなユニットでの出演もしていただきました、秋葉原重工総帥Takayuki Kamiyaさんが久方ぶりの出演です。
これは期待…!

皆様、体調を整えて備えていただけましたら幸いです。

さて本題。
もうそろ1ヶ月前ということで、今回はどんな感じのやろうかなー、と考えております。
もちろんタイムテーブルにもよるので確定ではないんですが、速いやつをやれたらいいな、と思っておりまして、今日はその辺をご紹介をば。

久しぶりに現場で回せるか…!?というところなので、ハイテンションにガツガツいけたらいいなー!
ということで本日はここまで。
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします!ではー


新作ハードグルーヴ特集 (2020年10月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/10/01

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

近況報告。

備えました。
値上げはしんどいですね。

近況報告終わり。

予てよりお伝えしておりましたHardonize初の公募企画は先日受け付けを締め切りました。
yudukiさんも書いておりましたが、総計10個のMIXが届きました。
率直な所感と致しましては、当初の想定より大勢の方々にご参加頂けて非常に嬉しく思います。
あとざっと聞いた感じ、本当にハードテクノ関係ない内容で送ってきた方がちらほらいらっしゃったことも個人的にはテンション上がりました。
以前も述べましたが、募集要項でオールジャンルと謳ったからにはジャンルの貴賤なしに謹んで審査させて頂きます。
僕自身がそういうスタンスで活動しておりますので。

ともあれご参加頂いた方々、本当にありがとうございました。
本記事作成後、選考致します。

あと10月17日の土曜日に、好きな曲を持ち寄って気ままに喋る会、早稲田音泉 二湯目を開催致します。

こちらもジャンルの縛り一切なし、なんならDJ云々も関係なし、ただ各々の好きな曲を紹介し合うというところをメインに置いたパーティーです。
来場者それぞれの視点からビックリ音楽が飛び出すこと請け合い。
是非推し曲を携えてお越し頂けますと嬉しいです。

参加予約はこちらから。
早稲田音泉 二湯目(にとうめ) in東京 – パスマーケット

さて、今年からワタクシの回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていくものとなっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

特別連載:ハードテクノとは何か? – 第1回:黎明期編


ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードグルーヴ

です。

特別連載に於いては7回目に取り上げた、ラテンやディスコのフレーズを用いたファンキーなハードテクノになります。
当パーティー、及びブログ記事に於いてはすっかりお馴染みといっても良いサブジャンルであり、我々4人とも幾度となく取り上げている音楽ですね。

前回ワタクシがこの音楽にスポットを当てたのは今年の02月で、その時はSangoさんが『明るいテクノがない』とボヤいていた直後だったのですが、
ハッキリ申し上げてここ最近のハードグルーヴ、

メチャメチャ当たりが多いです。

サウンドの陽気さとかテンションだけを取り上げてもそうですが、新進気鋭の存在、別ジャンルからの流入、外部トピックの多いリリースがかなりありました。
特に先月09月は尋常じゃなかった感があるので、以下でご紹介していくトラックは本当に直近のリリース多めとなっております。

早速ですが新作ハードグルーヴ紹介いってみましょう。

Netrox / Lollipop

Lollipop (Original mix) by Netrox on Beatport

チリのプロデューサーNetroxによるハードグルーヴ。
ブラスのリフと女性ボーカルがインパクト抜群。
芯の細いキックがクセモノではありますが、推進力の高さは他のハードグルーヴ見劣りしない仕上がりとなっております。

ちなみに最近の更新こそないものの、彼がSoundcloudのアカウントで公開している曲は全てフリーダウンロード。
即戦力間違いなしのラテン系ハードグルーヴ多めなので、合わせてチェック推奨です。

R. Natus & Arkus .P / Hardcore Salsa (Netrox Bootleg)

Hardcore Salsa – R. Natus & Arkus .P (Netrox Bootleg) by Netrox | Free Listening on SoundCloud

DJ Brutec / Funky Hipster

Funky Hipster (Original Mix) by DJ Brutec on Beatport

スペインのプロデューサーDJ Brutecによるハードグルーヴ。
これもインパクト大のブラスサンプリングもの。
手数の多いパーカッションといい、ハードグルーヴの醍醐味が感じられるトラックです。
ちなみに先日録ったもし自分がHardonizeの公募に挑戦したらMIXでも使用しました。

Andy Bsk / Bamboocha

Bamboocha (Original Mix) by Andy Bsk on Beatport

ドイツのプロデューサーAndy Bskによるハードグルーヴ。
ストリングスをフィーチャーしたアーバンでありながら重厚さも兼ね備えた曲。
序盤から終盤にかけてどこにでも配置できそうな機能性の高さは流石ベテランアーティストの所業という感じです。

ちなみに先々週のyudukiさんのエントリーで取り上げられていたSuper Sonicoという謎タイトルでのリリースを行ったのもこのAndy Bsk。
(当然ですが、よく知られたあっちとは全く関係ない内容となっております。)
そのSuper Sonicoが収録されたアルバムReal Hyp-Hapが09月にリリースされており、アルバム単位でのリリースが少ないハードグルーヴシーンに於いては貴重な作品であることも合わせてここに紹介します。
大手配信サイトでも購入可能ですが、bandcampで買うとボーナストラックが1曲付いてくるので、そちらで是非。

Andy Bsk / Super Sonico

Super Sonico (Original Mix) by Andy Bsk on Beatport

Felix R / Spice

Spice (Original Mix) by Felix R on Beatport

オーストラリアのプロデューサーFelix Rによるハードグルーヴ。
過去テックダンス / テックトランス紹介の際に名前を出したFelix Rですが、最新作では今まで培ってきたハードダンスサウンドを活かしたハードテクノを披露しております。
シンセの厚みに特にそれが現れており、一般的なハードテクノと一線を画す面白いサウンドが聴けます。
こういう別ジャンルの要素が流入しているトラックが出てくると、ジャンル間クロスオーバーの民としては嬉しくなりますね。

Omega Drive / Floor Demolition

Floor Demolition (Original Mix) by Omega Drive on Beatport

ドイツのプロデューサーOmega Driveによるハードグルーヴ。
この手のサウンドが好きなら避けては通れないアーティストとなっておりますが、手腕未だ衰えずといった塩梅。
密度の高いパーカッション、ファンキーなシンセリフ、ドライヴ感のあるベースライン、その全てが相互に作用しあっているお手本のようなド派手テクノ。
否応なくピークタイム向けです。

もう1つ直近のリリースでオススメしたい曲があって、それがこちら。
リズムの前のめり感はそのままに、黒めのラフなベースラインが何とも耳に残る不思議な曲。
自分同様の変ミュージック好きにはピンとくるものがあることを期待して。

Omega Drive / Wrong Therapy

Wrong Therapy (Original Mix) by Omega Drive on Beatport

Goncalo M / Nosferatu

Nosferatu (Original Mix) by Goncalo M on Beatport

ポルトガルテクノシーンに於ける大ベテランGoncalo Mによるハードグルーヴ。
Inner City / Good Lifeを彷彿とさせるピアノリフに深めのベースライン、そしてそれを支えるドライクラップとハイハットのスリープラトン。
現行テクノの技術を駆使しつつ、オールドスクールのエッセンスもフックアップしているように聴こえます。

ちなみに上で紹介したAndy Bsk / Bamboochaと同EPに収録されているこちらも個人的に好みなので合わせてご紹介。
ベースの深度、リズムの密度は上記同様、控えめながらも存在感のあるシンセがGoncalo Mらしいトラック。

Goncalo M / G39

G39 (Original Mix) by Goncalo M on Beatport

Mr. Rog / Shamaniac

Shamaniac (Original Mix) by Mr. Rog on Beatport

スペインのプロデューサーMr. Rogによるテクノ。
ちょい哀愁漂うシンセが小気味良いハイハットと並走するメロディアステクノ。
これまで紹介した曲より派手さは控えめながら、ハードグルーヴ文脈も取り入れた曲調ユエに〆にうってつけな感じ。

David Moleon / Oye Bien

Oye Bien (Original Mix) by David Moleon on Beatport

スペインのプロデューサーDavid Moleonによるハードグルーヴ。
ここにきてまさかのAlbita / Ta’ Bueno Yaネタ。
ハードテクノ民的には大クラシックBen Sims / Manipulated (Adam Beyer Remix)でサンプリングされていた曲と言った方が通りやすいでしょうか。
上記の曲に負けず劣らずのトライバルリズムを披露しており、とても2020年の曲には聴こえません。
2020年ハードグルーヴ界の問題作その1といって良いでしょう。

Giorgio Moroder / The Chase (Almir Ljusa Remix)

The Chase (Almir Ljusa Remix) by Giorgio Moroder on Beatport

そしてこちらが問題作その2。
イタロディスコのスーパーレジェンドGiorgio Moroderが1978年にリリースした13分に及ぶ代表曲The Chaseをボスニア・ヘルツェゴビナのプロデューサーAlmir Ljusaがハードグルーヴとしてアレンジしたもの。
何が異質かといえば、今年の02月にGiorgio MoroderのレーベルからThe Chaseのリミキシーズコンピレーションが出ているにも関わらず、本作はAlmir LjusaのレーベルVertex Recordsから出ていること。
他アーティストに比べるとそこまで有名曲のリミックスを手掛ける印象のなかったAlmir Ljusaでしたが、此度の作品はかなり大胆と言わざるを得ません。
肝心の内容ですが、往年のディスコらしいデケデケ鳴っているシンセを中心にレトロなサウンドとハードグルーヴリズムが共存しており、文句なし◎。
ネタ元の強烈さもさることながら使いやすさも抜群の超優秀トラックです。

Almir Ljusaは現行のハードグルーヴを牽引する存在であり、Hardonizeレジデントは全員注目しているアーティストです。
他の直近の作品でもChieftainとかかなり好きな部類に入るのですが、
つい3日前にSoundCloudにこのような楽曲が公開されていました。

Almir Ljusa / Ta Bueno Ya 2.0 Turbo

Almir Ljusa – Ta Bueno Ya 2.0 Turbo (Original Mix) by Almir Ljusa | Free Listening on SoundCloud

またしてもAlbita / Ta’ Bueno Yaネタ。嘘だろお前ら。
今のところ未リリースとなっておりますが、リリースされたら問題作その3になること必至です。

以上、ハードグルーヴにスポットを当ててお送りしました。
ここにきて脂っこいリリースが続いた期間だったなと思いました。
確かにテクノ全体から見ると少数ユエ、探すのには一工夫要るようなジャンルではありますが、いざ新譜を聴くとまだまだ活きの良い音が揃っております。
渋い側面だけではなく、明るくて陽気な側面もテクノにはあるのだということを引き続き提示していきたいと思います。

次週10月06日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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