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今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/02/15

はいこんにちは、こんばんは、さんごです。

10周年記念の29回目も無事に終わりましてホッと胸を撫で下ろしているわけですが、次回は回数的に節目の30回ですしまだまだ面白いことをやっていきたいのでのんびりと続いていくわけです。のんびりやらないと物事は長続きしない。そういうことです。

 

さて、今回お配りした粗品が何なのかは当日ババーンと明らかになりまして、ハードナイズ10周年記念タオルでした。調達はわたくしが担当しましたので、このタオルにまつわるエピソードをちょっとだけ、ちょっとだけだから、ここで語らせなさいよ。まあまあ、損はさせないから!後に「俺たちもタオル作ろうかな…」って人達が居た時の参考になると思うから!今回は色々と勉強になりまして、学んだことをすぐアウトプットしていく姿勢は大事です。

S__12591112 我が家にドカンと届いた100枚のタオル

そもそも何でタオルなのかという話ではあるんですが、この10周年回の前に行われたハードナイズ会議(と言う名の呑み会 at 秋葉原・村役場)で出てきたアイデアであります。シール、フライヤー、MIXCDや無料楽曲DLコードなどなど、クラブイベント・ノベルティらしいものは色々ありますが、ちょっと今回は変化球をズバンと投げたかったんですよね。単体女優ものに対する企画モノみたいなやつです。ようわかりませんが。そこで出たのは「粗品」という言葉でした。それが出たら話が早い。粗品と言ったらタオルです。皆様の中にも「来週なんですが、お宅のすぐ近くで道路工事やりますんで…」って◯◯工務店や◯◯建設、みたいなロゴの入ったタオルを貰った経験のある方は多いでしょう。物の勢いでしたが、粗品=タオルなのです。その時はそうでした。

IMG_3601 サラダ界のメガストラクチュア

我々は現代っ子ですから村役場の農協サラダ(とてもボリューミーでお得)をハグハグ食いながらスマホをビシビシ操作してタオル業者を調べ、その場で大体の相場を確認することができます。思ったよりもずっと値頃に行けそうです。10周年にふさわしい「おもてなし」をする事を考えればこの位の負担は屁でもねえ、ということで満場一致でタオルに決定の瞬間です。農協サラダにはなぜかパイナップルが1/2個分も突き刺さっておりデザートとしてもかなり優秀です。パイナップルのスジが容赦なく歯に挟まりましたが、ナイスノベルティーの誕生の予感に高揚している状態では一切気になりません。非常に有意義な会議でした。

design_beta さて次はデザインです。(これは初期案)

粗品には粗品にふさわしいデザインというものがありまして、いわば「我々はハードナイズ工務店なのだ」という心持ちで行かなくてはいけません。話し合いのフィールドを村役場からグループLINEに移して激論が交わされます。タオル業者の中にはWeb上でデザインできるツールを提供している所があるので、そこでデザインをひたすら詰めました。修正する度にスクリーンショットを取ってグループLINEに流していきます。ここでは「良い!ダサい!」が最高の賛辞です。最大の難所はワンフレーズのキャッチコピーですが、カルピスのものを巧みにパロった「ハートに響いてくの、ハードテクノ」をスッと一発で出してきたTAKくんの功績は大きいでしょう。今回の勝利を確信した瞬間でもあります。もう一つの論点は「創業を入れた方がいいんじゃないか」という辺りでした。最終的には十周年、◯年創業、と両方入れたデザインになりました。この時点で最大のヤマ場は越えています。

あとは発注です。今回は納期が割とギリギリだったので間に合いつつも安価にやって頂ける業者さんを選定した結果、福岡にあるタオル業者さんをチョイスしました。Webフォームから必要事項を記入、デザイン案のJPEGファイルを添えて見積もり依頼を出します。翌日にはそのデザイン案を見て「こんな感じですね」と希望に近い書体で再現した印刷イメージ(PDFファイル)と見積もりが一緒に届きました。恐るべきレスポンスの早さです。内容や金額に全く問題がなかったのでこちらも負けじとそのメールにレスポンスを返し、返す刀でWebバンキングを使ってマッハ入金です。21世紀、商談はスピードが勝負なのです。

さて、そろそろお値段が気になる方もいらっしゃるでしょう。ここまで長々と(本当に長いな…)書いてきておいて肝心要の金額感を出さないのは画竜点睛を欠くというものですし、同じようなものを作りたい人達の参考にもならないので書いてしまいますが、海外製200匁(もんめ)の生地を使って1枚単価155円、最低ロットが100枚でトータルは大体17000円弱ということになりました。あっ、ノベルティ的にも丁度いい感じある!ってくらいのお値段ですよね。

生地を国産でなくわざわざ海外製にしたのは「1回洗濯すると程良いヨレヨレ感」が出るからです。スパ銭や温泉に気軽に持っていって恥じない感触と言えるでしょう。実際に我が家でも本運用の前に1回洗濯してみましたら実にいいヨレヨレ感が出まして、思わずニンマリというわけです。先週お持ち帰り頂いた方々も、そういった「いい感じ」の実用感あふれる手触りにニンマリされているのではないでしょうか。頑張った甲斐がありました。お風呂に、お手洗いに、雑巾に、鍋敷きに、ペットの粗相に、etcetc…生活の隅々にハードナイズの名が行き渡りました。もうノーグルーヴの生活とは言わせない。そういう粗品でした。

以上、今回のタオルにまつわるエピソードでありました。

 

クソ長ぇじゃねえか!!!!!!!!!!!!

 

さてここからようやく通常運用です。楽曲紹介しましょ。

Rebirth (Original Mix) by The Stoned Ape

元は2013年リリースで最近また新譜として上がってきたやつ。リズム隊は直球ハードグルーヴでブレイク明けもド直球。ハードミニマル扱いでも良いと思います。どこにでもハマるナイストラック、ナイスツールです。

Get In (Original Mix) by Raul Ortega

2016年10月リリースで、これも最近新譜扱いで上がってきたので紹介してしまいましょう。ディスコ―でファンキーなノリにけだるいサンプリングがピリリと効いております。ショートブレイク明け直前の「カモン!」がまたダサ良い。

Sigura (Original Mix) by Sandro M.

これまた直球なトライバルハードグルーヴ!ブレイクで変則リズムになってまた直球に戻る、前のめりに使えるナイストラック。

Trackman (Gaetano Parisio Mix) by Andrew Richley, Ryan Rivera

最近は最後に変化球的な楽曲を紹介することが多いのですが今回もです。まあジャンルは何かと問われれば…ハードミニマル…かなあ…ワンフレーズ押しで淡々と続いていく、これもツールとしてどこにでも投入できる、テクノテクノした楽曲です。

 

本編がマクラに食われた!
次の更新は2/20(火)です!


今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2018/02/01

はいこんにちは、こんばんは、2月だよ!さんごです。

もう2018年の12分の1が過ぎ去ってしまいました!!光陰矢の如しといいますがなんと次回Hardonize、10周年記念回まではもう10日もありません。準備を始めたのは結構早かった気がするのに(まだ秋にすらなってなかったかもしれないのに)もう目の前に迫ってまいりました。

2018/02/10 Hardonize #29 -10th Anniversary-
祝10周年!!!!! 細分化する「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフロアにお届けするハ...

もう一度、もう一度この告知記事を上から下まで隅々まで御覧頂いて、万全の状態でドーンとお越し頂きたいと思います。Hardonizeメンバー一同「固いキックでおもてなし」という感じで臨みたいと思います。

そしてフライヤー&画像ではエントランスが2000円1ドリンクと記載されていますが、そこは10周年、1ドリンクだけでは済ませませんよ。当日限定の「凄くいいもの」を急遽用意いたしました!!ということで実際には1D+1Sという事でお願いします。Sとは。SOSHINA。粗品です。えっ、粗品???

S__12541954  こういうやつです。

さて一体何が貰えるのか?お楽しみに。
多分、次の20周年までやりません。こういうの。

 

さて楽曲紹介しましょー。

Lap.AM (Erdem Tunakan & Alpha Tracks Remix) by Dibek, Lodig

おっといきなりおキレイ系…ハードグルーヴどこいったんだという声が聞こえてきますが華麗にスルーして個人的に好きなピアノバッキング方面を推して参る。ハウスともテクノとも食合せが良いので、何かこう綺麗に終わらせたい時にどうぞ。

 

Time To Believe (Original Mix) by Try Unity

前回のわたくしめの記事でTry Unityの曲を紹介した気がしますが、その流れでこれです。ブレイクビーツじゃねえかハードグルーヴどこ行ったんだという声が聞こえてきますが(コピペ)ちょっとフックしたのは試聴の半分から先の部分のブワブワしたウワモノなんですよ。これ何かを思い出すなーと思ったら、そうそう、Exceeder/Mason でした。

R-704364-1154102331.jpeg Exceederと言えばマスクマンなのだな。

 

Elephants (Original Mix) by Almir Ljusa

ハードグルーヴ界でもトップクラスの名前の読みづらさを誇るアルミーゥ・ユーサなんですが、名前通りのエレファントソングだー!パオーン。まああのエレファントソングほどドガシャカしてませんしむしろ正統派ハードグルーヴという気がします。淡々と行けるのでオススメ。

 

Revenge of the Maya Gods (Remix) by Ultrahigh

活動歴25年になるユニットUltrahighの、去年3月にリリースされた曲のリミックスですね。ビヨーーーゥ、ウィーーーーーって音がちょっと癖になる。ちょっと途中でアーメンっぽいビーツ入る所もまたよくて、サイレン系の音は大箱やフェスで聞くと気持ちがいいんだよなー。そんな事を思い出させてくれるやつです。

 

Fat Funk Flav (Mike Absolom Remix) by DJ Kamikaze

こういう変な曲を最後に紹介するクセがついて来た気がしますが、これ2010年に同レーベルから出たEP収録曲のリマスターあるいは再収録という感じでBeatportの新譜として上がってきたわけで、声の刻み方がまた面白い。でもリズム隊はこれまたしっかりしていて、ブレイクでワーワーしてブレイク明けでまたギュッとシメて踊れる、メリハリのあるナイストラックですわ。

 

さあ10周年回まであと更新2回!
次の更新は2/6(火)です!