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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/7/25

こんばんは774muzikです。
もうすぐ8月ですね。クソ暑い。
そしてこのクソ暑い中、もうすぐクソ熱い祭が始まります。


今年もこの時期になりましたね。
日本の夏、ハードミニマルの夏、ということで僕も何か作りたいところ。

んで、熱いついでにもう一つ熱いお知らせ。


ついに15周年イヤーの締めを飾るHardonize#45の日程がオープンになりました。
ゲスト公開は追って。心してお待ちください。

ということで本題。
直近リリースから目に付いたところを推してまいります!

ざっと流し聴いていて「うおー!トライバル!」となってアーテイスト名を見たら即納得するやつ。
本間本願寺さんのNew!
付点8分刻みのキックに打ち鳴らされるパーカッション!夏い!

何だろう・・・テクノ歌謡ならぬハードテクノ歌謡?
使い道がめちゃくちゃ難しそうだけど、シンセフレーズといい絶妙に下手なボーカルといい妙な魅力がある。

控えめなシンセとノイジーで走ったビートの絡みがめちゃくちゃカッコいい。
これはピークを任せられる一曲では。

グイグイ系のビートにアシッドが良くないことがあろうか(いやない)

どことなく2000年代初頭を思い起こさせる雰囲気。
こういうの好きよ。

あ、変な曲!
謎ヴォイス曲は何曲ストックしておいても良いと思うのです。
キックに張りがあって、引っぱたく感じのボトム素晴らしい。

ハードテクノ寄りのハードグルーヴという趣き。
カッコいい。

キレイめなシンセが少し入ってるけど、基本汚れ系でゴリっとしたボトムで突き進むタイプのやつ。
ボイスがカッコいい。これは良いね。

うわーこれはドチャクソ好み!
早口ラップにうっすらトライバル風味のビートがとても良い。

トライバルなんだけど派手になりすぎず、グッとタイトに締めた感じのビートで疾走感が素晴らしい。

ということで本日はここまで!
次回更新は木曜日、DJ Sangoがお送りします。では!


新作ハードハウス特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2023/07/20

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知1】

次回Hardonizeの日程が公開されました。


10月14日(土曜日)、スタート時間が若干変わりまして15時からとなります。
場所はいつもの早稲田茶箱で変わりありません。

15周年イヤーの(おそらく)最後の回に相応しい方々をお招きしておりますが、それは追々発表していきます。
引き続きチェックの程、よろしくお願い致します。

【告知2】

以前Hardonizeにもご出演頂いた204さんの主宰するハードハウスにスポットを当てたオンラインプログラム、THE DAY OF HARDHOUSE 2023に参加させて頂くことになりました。


歴戦の先輩諸氏、フレッシュな若手の間を縫うよく分からない異物、ワタクシです。
年イチのスペシャルな回にお招き頂き、大変光栄に思っております。
ハードハウスは当連載でもちょくちょく取り上げているようにしばしば手を伸ばしてはいるものの、まとまってプレイする機会はほぼ無いため、この日はかなりフレッシュな気持ちで臨めそうです。

日程は08月06日(日曜日)16時スタート。
こちらはオンライン配信となりますので、各々良き環境で良きようにお楽しみ頂けますと幸いです。
配信URL:http://twitch.tv/204nws
っていうか数字の人多くない?

【近況】

先週の3連休は1日ずつMarco BaileyDJ QThrasher、というジャンルも国も違うビッグネームのプレイをそれぞれ堪能してました。
(何度見ても凄い並びだ。)
時にトレンドに阿らない、レトロなスタイルのトラックを織り交ぜつつ硬派なグルーヴをキープしていくテクノの妙、
如何にして瞬間最大インパクトを叩き出し、それをセットの中で更新し続けていくかというベースラインの技、
過度に圧縮されたビートの上でも繊細に緻密に音を紡いでいくハードコアの思想、
三者三様に全く異なる刺激を受けたので、かなり贅沢な休日だったと思うばかりです。
できる限りそれらを解釈して次の自分のプレイに反映させようと思います。

新しい機材を買った話とかもあるのですが、前置きが長くなってきたのでまた次回。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは先述のTHE DAY OF HARDHOUSE 2023出演に因み、

ハードハウス

になります。

特別連載に於いては第5回に取り上げたハウストランスの要素を持ち合わせたハイブリッドなハードダンスのスタイルです。
この音楽にスポットを当てた特集は過去4回(※)行っており、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。

新作ハードハウス (2022年03月版)
新作ハードハウス (2021年05月版)
新作ハードハウス (2020年12月版)
新作ハードハウス (2020年04月版)

早速ですが新作ハードハウス紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Klubbheads / 1 2 3 (Check This Out)

1 2 3 (Check This Out) (Extended Mix) by Klubbheads :: Beatport

オランダのベテランプロデューサーユニットKlubbheadsによるハードハウス
軽快なシンセリフと裏打ちのオルガンフレーズがこのジャンルならではの跳ね感を演出しているトラック。
ド派手な感じではないものの、オールドスクールマナーを踏襲した芯のある仕上がりは流石ベテランの貫禄といったところ。

Malugi / Reach Out

Reach Out (Original Mix) by Malugi :: Beatport

ドイツのプロデューサーMalugiによるハードハウス
こちらもオルガンシンセが特徴的、且つ金物リズムと相まって高い推進力を生み出している曲。
ループ感が強めなので別ジャンルとの橋渡しに向いてそうな気がします。

Agent Jack / Left Right

Left Right (Original Mix) by Agent Jack :: Beatport

イギリスのプロデューサーCupraの変名義プロジェクトAgent Jackによるハードハウス
芯のあるキックと地を這うベースというどっしり構えたリズム隊が特徴的。
その分ウワモノはシンプルなので、ある種使い手に解釈が委ねられているタイプのトラックとも言えます。

Dart / Get Up

Get Up (Original Mix) by Dart :: Beatport

アイルランドのプロデューサーDartによるハードハウス
ハードハウスに於けるオールドスクールマナーを完全に継承した2023年感が一切ないトラック。
控えめながらもトランスのウワモノ、うねりのあるハウスのグルーヴ、そしてテクノのループ感、
ハードハウスが4つ打ちダンスミュージックの複合体と言うべき理由が見事にこの曲に現れています。

Kid Dynamo / Pump The Beat

Pump The Beat (Extended Mix) by Kid Dynamo :: Beatport

イギリスのプロデューサーKid Dynamoによるハードハウス
圧の強いフーバーサウンドが全編に渡って鳴り響くヤンキースタイルのハードハウス
それでいてビートは完全裏打ちのベースを従えているのでこのジャンル独特のバウンス感は据え置き。
ガラが悪くてニッコリします。

Uke / Dirty Bomb (Nomadic Remix)

Dirty Bomb (Nomadic Remix) by Uke :: Beatport

イギリスのプロデューサーNomadicによるハードハウス
レイヴ直系のシンセリフにピッチ高めのボイスサンプル、そして完全裏打ちベースが快楽一直線という印象を与えてくれます。
IQを3くらいまで下げて聴くのがとても良いと思います。とても。

ちなみにUkeによる原曲もめちゃめちゃ個性が光っています。

Uke / Dirty Bomb

Dirty Bomb (Original Mix) by Uke :: Beatport

めちゃめちゃ太いテクノのリズムにこのウワモノが乗っている凄まじい違和感があるトラック。
飛び道具的に差し込むことでかなりのインパクト打点を叩き出せる筈です。
今回の変ミュージック枠。

これらの曲がリリースされているBOXT Recordsテクノハードダンス双方の要素を上手いこと織り交ぜたトラックが多い印象で、個人的にはかなり好きなレーベルです。

Dan Madams / Amnesia

Amnesia (Original Mix) by Dan Madams :: Beatport

イギリスのプロデューサーDan Madamsによるハードハウス
刻み系の軽快なシンセリフに軽快なリズム、小細工なしのストレートなハードハウスです。
ところどころで差し込まれるフィルターの使い方も、古き時代のファンクネスマインドを引き継いでいて良し。

この曲がリリースされているFeersumDan Madamsによって去年設立されたばかりの新興レーベル。
ストックこそまだ少ないものの、質実剛健なハードハウスが揃ってますので引き続き動向を伺いたいところです。

Househeadz / Bang The Box

Bang The Box (Original Mix) by Househeadz :: Beatport

アメリカのプロデューサーHouseheadzによるハードハウス
1991年にリリースされたハウスのビッグアンセムSterling Void / Don’t Wanna Goのピアノフレーズを盛大にサンプリングした卑怯極まりないリリース。(誉め言葉)
ずっと鳴っているストリングスや、アナログベースの独特な質感と相まってオールドスクール臭がハンパない。(誉め言葉)
レイヴ文脈で使っても埋もれない存在感があり、個人的にはかなり重宝しそうな曲です。

Rob Made / Fired Up!

Fired Up! (Extended Club Mix) by Rob Made :: Beatport

イギリスのプロデューサーRob Madeによるハードハウス
やや太めのベースに乗っかるスムースなボーカルとピアノフレーズがアーバンな雰囲気満点。
良い感じに終盤に向かう際の導入としては抜群の機能性を誇っているのではないかと思われます。

Dray / Girl

Girl (Extended) by Dray :: Beatport

ドイツのプロデューサーDrayによる速いハウス
これでもかと強調されたピアノリフとパッドシンセが群を抜いてエモーショナルな〆の1曲。
アシッドめいたベースラインと金物リズムの打ち方も気持ちいい。
踊り疲れた朝方に聴いてまた踊りたくなるようなトラック。

【次回】

そんなワケで今回はここまで。

次週07月25日は774Muzikさんが担当します。
では。

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