こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。
【Spotifyプレイリスト】
Spotifyプレイリストの07月分が公開されております。
Hardonizeクルーが全身全霊でオススメするハードテクノ57曲。
自分はイビザとかディスコとか、夏っぽいトラックを選出しております。
【Hardonize #47 無事終了】
先々週はHardonize #47でした。
お越し頂いた方々、お聴き頂いた方々、本当にありがとうございました。
ゲストにお招きしたGuchonさん、Cherryboy Functionさんのプレイは双方異なるアプローチでありながらHardonizeのカラーに沿ったプレイをして頂き、眼福でした。
随所にテクノクラシックを挟みつつも持ち時間をフルに使って流れを構築していたGuchonさん、レイヴ~ハードグルーヴまでアグレッシヴな選曲と本人の陽気なキャラクターでお祭り感を演出していたCherryboy Functionさんと、双方とにかく現場力が高かったですね。
Hardonizeはハードテクノと銘打ったパーティーではあるものの、これくらい振れ幅があると個人的にも聴いてて楽しさを感じます。
重ね重ねありがとうございました。
次回Hardonizeは年内にもう1回開催を予定しております。
現在ブッキング進行中。
お楽しみに。
【Hardonize #47 トラックリスト】
さて、自分はこの日Guchonさんからバトンを受け取り、Cherryboy Functionさんに渡すという、ゲスト同士の橋渡しを行うという出順でした。
ここまでの流れを断ち切ることなく、それでいてピークを演出し過ぎないという、ある種の器用さが求められたポジションでしたので、硬くないグルーヴ感のあるリズムを主軸に変化球として非4つ打ちもちょいちょい挟みつつ、といった内容になりました。
大まかには
速いハウス~UKガラージ~ディスコ~不定形ベースミュージック~ゲットーテック~メロディックテクノ~テクノ。
全容はこちら。
No | Artist | Trackname | Link |
---|---|---|---|
01 | James Riley, Harry Ince | Feel The Rhythm | beatport |
02 | Matthias Hoffmann | Feel My Body | beatport |
03 | Kreature | G.V.O | bandcamp |
04 | Low Disco | House Nature | beatport |
05 | Golden Lambo | Good Time | bandcamp |
06 | Royal-T | Needed U | bandcamp |
07 | DJ QUATRO | Just Fine (Organ Mix) | bandcamp |
08 | Rawtek | Take Your Time | SoundCloud |
09 | Phunky Data | Body Music | beatport |
10 | The Young Punx | Jambo Jambo | beatport |
11 | Grooveyard | Watch Me Now | SoundCloud |
12 | SY Rockers | Always fwd | bandcamp |
13 | LPM | TOKYO RIFF | SoundCloud |
14 | Pondi Map | apricity | bandcamp |
15 | Mighty Mark featuring Ernest Third | Chance Right Now (Big Dope P Remix) | SoundCloud |
16 | Jose 2 Hype (feat. TeeCee) | Big Booty (Remastered) | beatport |
17 | .𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect) | Bang That Shit Up | beatport |
18 | DJ Swisherman | Don’t Play | SoundCloud |
19 | Hollen, Marck D | Funky Bar | bandcamp |
20 | KIKO TESLA | 03′ Flashback | bandcamp |
21 | Saol Nua | Body Could Dance | bandcamp |
22 | Underworld | 2 Months Off (Sam Atlast Rework) | SoundCloud |
23 | fuse vs lfo | loop | beatport |
例によって数曲かいつまんでご紹介します。
【曲紹介】
購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/track/feel-the-rhythm/19047897
イギリスのプロデューサー同士、James RileyとHarry Inceによるハウス。
ローパス処理が施された穏やかなピアノ系リフが推進力高めのリズムに乗っているトラック。
冒頭で述べた通り、今回はグルーヴ重視のプレイを念頭に置いていたので、こういった曲からスタートさせました。
G.V.O | Kreature | Dansu Discs
イギリスのプロデューサーKreatureによるハウス。
ボイスサンプルにあるようにグッド・バイブス・オンリー、略してG.V.O。
うねりのあるベースフレーズと小気味良いハイハットリズムが特徴的なトラック。
イギリスのプロデューサーRoyal-TによるUKガラージ。
日本が世界に誇るUKガラージレーベルSPRAYBOXから、そのジャンルでは第一人者であるRoyal-Tを招き、パーティーの数日前にリリースされたもの。
オルガンライクなリフと極太のベースラインが織り成す、聴き心地とストリート節が同居したトラック。
Stream RAWTEK – TAKE YOUR TIME by ʀᴀᴡᴛᴇᴋ | Listen online for free on SoundCloud
アメリカのプロデューサーRawtekによるディスコ。
フィルターのかかったギター、そしてストリングスと前のめりなハイハットリズムが高ファンクネス指数を演出しているトラック。
ブレイク明けのメインリフが口笛という一風変わったサウンドを持ってきているのもインパクト大です。
ちなみにフリーダウンロード。
Stream Jambo Jambo by The Young Punx | Listen online for free on SoundCloud
購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/ja/track/jambo-jambo/19035556
イギリスのプロデューサーThe Young Punxによるディスコ。
直近のディスコ特集でも触れた大ネタLionel Richie / All Night Longサンプリング。
原曲をエディットしたホーンフレーズやソウルフルなボーカルはファンクネス指数、インパクト共に高得点。
Stream TOKYO RIFF [FREE DOWNLOAD] by LPM | Listen online for free on SoundCloud
アイルランドのプロデューサーLPMによる不定形ベースミュージック。
海外で最も知られている日本語ラップと言っても過言ではないTeriyaki Boyz / Tokyo Driftネタ。
ラフで重心の低いベースとドライスネアの組み合わせはかなり治安ワルめ。
これもフリーダウンロード。
アメリカのプロデューサーPondi Mapによる不定形ベースミュージック。
手数の多いキックとドライクラップ、そして太いベースとこちらもストリート感満点のトラック。
メインリフとして用いられているアナログベースっぽい音の連打はもうなんか治安終わりまくってて面白さすら感じます。
Bang That Shit Up | .𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect)
ポーランドのプロデューサー.𝒎𝒆𝒛𝒆𝒓 (the architect)によるゲットーテック。
4つ打ちのキック、2拍4拍の規則的なクラップ、前のめりなハイハットによって構成されたリズムを軸に、跳ね感のあるベースフレーズがループするトラック。
ボイスサンプルにブラックミュージックの精神性が現れており、こういう生っぽさが感じられる電子音楽は最近特にツボです。
KIKO TESLA – 03′ Flashback | Various Artists | Transition
オーストラリアのプロデューサーKIKO TESLAによるメロディックテクノ。
うねりのあるベースフレーズに推進力の高いリズム、そしてノスタルジックなオルガン系リフが特徴的なトラック。
少し前に掲載した2024年のイビザサウンド特集に通じる、リフが主体の速いテクノであり、この手のスタイルの作り手としてKIKO TESLAはピカイチだと思っています。
Stream LFO vs F.U.S.E.: Loop (1995) PLUS8054 by Richie Hawtin | Listen online for free on SoundCloud
購入リンク(beatport):https://www.beatport.com/track/loop-lfo-versus-fuse/1226956
カナダのRichie Hawtinとイギリスのlfo、レジェンドプロデューサー両名によるテクノ。
ちなみにリリースは約30年前となる1995年。
スタイルとしては反復を主軸に据えたミニマルテクノなのですが、リズムの手数が多く、用いられているシンセも良い感じに哀愁を誘ってくるため、どのようにも解釈できる大変使い勝手の良いトラック。
テクノに於いて自分より先輩であるCherryboy Functionさんに渡す最後の曲として使いました。
案の定彼のツボに刺さったようで個人的には大変満足です。
【次回】
そんなワケで今回はここまで。
次週08月20日は774Muzikさんが担当します。
では。