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今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/02/21

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

既に他のレジデントメンバーが寄稿している通りですが、Hardonize 32回目無事に終了致しました。
お越し頂いた方々、この記事をご覧頂いている方々、本当にありがとうございます。

今回、全DJの持ち時間が少し長く設定されていたこともあって各人が振れ幅のあるプレイをお送りできたのではないかと思います。
中でも774muzikさんのテックハウスからハードテクノに推移していく流れはかなり好みでした。
長年一緒にパーティーを共にしておりますが彼のこういったプレイを見たのは初めてで、これまでと違う側面を垣間見ることができたような気がします。
もっとやればいいのに。

あとは何と云ってもMorphonicsさんのヴァイナルオンリーセット。
この人に関してもハードテクノ単一でプレイできる程ヴァイナルを所持している印象が無く、いざ当日のリハーサル時間に『どの辺りのヴァイナル持ってきたんですか?』と聞いてもみるも『秘密。』と返されてしまったのでワクワクしながら実際のプレイを拝聴したわけなのですが、疾走感のあるハードミニマル~アシッドでグイグイ引っ張っていく内容で大分食らいました。
後で聞いたらGuy McAffer a.k.a. The Geezer大好きだったらしく、このアーティストについては前回の記事で少し触れたこともあってちょっと嬉しくなりました。
あと毎度ワタクシが取り上げるアーティストがマニアックで面白いみたいな話も頂きました。やったぜ。

さて、他のレジデントメンバーが自分のトラックリストについて触れているので、右に倣ってワタクシもHardonize #32にてプレイした楽曲の中からピックアップしてお送り致します。
全容はこちら。
テクノ~ベース~ハードスタイル~サイケデリックトランス~アシッド~スカウス~ハードハウス。

No Artist Trackame Link
01 Absolution Trip to Asia Soundcloud
02 Alain Delay Summertime (Terra4Beat Remix) Beatport
03 Inner City, Kevin Saunderson Good Life (Ejeca Remix) Beatport
04 Grooveyard Watch Me Now Soundcloud
05 Dismantle Witch Beatport
06 TC4 Chopper Beatport
07 RacknRuin feat. Illaman Slow Down Beatport
08 Jammin Hello Beatport
09 LADY’S ONLY 3xtra Kam1kaze bandcamp
10 Kokushimusou Imperial Riddim anthem-rec
11 Buraka Som Sistema Hangover (Geck-o Edit) bandcamp
12 Coone & TNT aka Technoboy ‘n’ Tuneboy feat.Technotronic Pump Up The Jam Beatport
13 Da Tweekaz Jagermeister (Extended Mix) Beatport
14 Timmy Trumpet & Dimatik Punjabi Beatport
15 Armin van Buuren, Vini Vici feat. Hilight Tribe Great Spirit (Extended Mix) Beatport
16 Egyptian Empire The Horn Track – 20 Years (Luke Slater Khufu Remix Remastered 2003) Beatport
17 DJ Mente Experimentos Humanos Beatport
18 Tik Tok Police Interceptors Beatport
19 Sterling Moss, DVS Techno Punks Beatport
20 Jumpin Jack Raindrops Beatport
21 Nando CP Kikoniko Bass Beatport
22 XS PROJECT Pokemon Go juno
23 Yamajet Sundrop (void remix) Twitter
24 Starman, Italo Bounce On The Move Beatport
25 Rob Crawshaw Funk Agenda Beatport
26 Knuckleheadz Get Out On The Dancefloor Beatport

新旧織り交ぜ、且つ後ろに控えるMorphonicsさんの普段のプレイをフィーチャーした感じになりました。
例によって数曲かいつまんでご紹介します。

Grooveyard / Watch Me Now

Grooveyard – Watch Me Now by Secret Cinema | Free Listening on SoundCloud

ハードテクノシーンのキーパーソンであるSecret Cinemaが変名義で世に送り出したトライバルテクノ。
初出は1995年・・・ってことは干支2周してるのか。
その一方で極端に深いベースラインやブレイクビート的リズムと4つ打ちが同居したボーダレス感は当時の曲としては異形そのもので、今回のようにテクノから他のジャンルへの橋渡しとして屈指の使い勝手を誇ります。
尚、当日のMorphonicsさんの1曲目もこれで、前の人からバトンタッチする時にも大変機能します。

ちなみに元ネタが3つ程ある所謂マッシュアップ的トラックでもあります。

Dismantle / Witch

Witch (Original Mix) by Dismantle on Beatport

以前アーティスト紹介でも取り上げたUKの若きベースミュージックプロデューサーDismantleの4つ打ちもの。
声ネタとパーカッションとベースと云うシンプルな構成はテクノっぽくもあり、やはりクロスオーバー的利用価値の高い楽曲だと認識しております。
本連載でも近年テクノとベースミュージックが接近していることに度々触れているように、こういった中庸的なトラックの需要は日々増しているのではないでしょうか。

Da Tweekaz / Jagermeister (Extended Mix)

Jagermeister (Extended Mix) by Da Tweekaz on Beatport

ハードスタイル。そして当日色々と物議を醸した曲。
突然差し込まれるヨーデル、そして絶妙にダサいメインリフと馬鹿っぽさ全開でもう大変好みです。

ハードテクノ的には馴染みのない音楽かもしれませんが、これを作ったDa Tweekazはハードスタイル好きなら避けて通れないくらいのシーンの最前線に君臨するトップアーティスト。
巨大フェスにもバンバン出演しているレベルのユニットなのですが、何を考えたのか、酒をテーマにしたトラックを制作。
2015年のWodka、2016年のTequilaに続く第3弾がこのJagermeisterです。
お察しの通り、全部馬鹿っぽいのでハードスタイルDJ以外にもとりあえず揃えて頂きたいシリーズです。

ちなみにPVもあります
加えてWodka、Tequilaに関しては公式グッズとしてショットグラスが販売されております。(Wodka / Tequila)
詳細につきましては3行前と全く同じとさせて頂きます。

Sterling Moss, DVS / Techno Punks

Techno Punks (Original Mix) by Sterling Moss, DVS on Beatport

アシッドテクノ。
Sterling Mossについても以前触れた通りではありますが、UKのアシッドテクノシーンの重鎮的存在ですね。
凶暴且つ長尺で展開するアシッドシンセが跳ね系ボトムに乗ったタイトル通り、パンクな逸品。

ちなみにMorphonicsさんは本人とお会いしたことがあるらしいのですが、めっちゃ良い奴だったと語っておりました。
アグレッシヴな音楽をやっている人ほど性格は優しいと云う自分の経験から得た法則に、また1つ実例が加わった感じです。

XS PROJECT / Pokemon Go

Pokemon Go by Xs Project on MP3, WAV, FLAC, AIFF & ALAC at Juno Download

スカウス。当日色々と物議を醸した曲。そのに。
元ネタはロシア語の弾き語りらしいのですが、歌の内容は『ママ、ポケモンを買っておくれ。ピカチュウが欲しいんだ。』と云うものでなんかもう大分しょうもない。
一方、スカウスの肝と言われるドンクベースの鳴らし方を先鋭化させたカテゴリーとして近年、ハードベースと呼ばれるスタイルの音楽が浮上するようになっているのですが、これが特に流行っているのが何故かロシア
と云うわけでその2つが混ざっちゃったのがこちらの曲です。

殊更に曲を説明するよりも明快な単語があります。アホでしょロシア人。
しかも最後の展開で3連符になってそのまま終わるのホントなんなの。滅茶苦茶過ぎる。

このように正気を疑う曲が大量にあるので知能指数を下げたい方に強烈にオススメです、ハードベース。
いずれ特集組もうかしら。

Rob Crawshaw / Funk Agenda

Funk Agenda (Original Mix) by Rob Crawshaw on Beatport

〆はハードハウス方面に向かうように運んだので、その中でもハードグルーヴに近い曲を。
前々回の特集Knuckleheadzをピックアップした際に少し触れましたが、
ハードハウスの中にもディスコやアーバンに寄せたタイプのものがあって、Rob Crawshawもそっち系のトラックを多く輩出しているアーティストです。
音色はハードグルーヴに近いのですが、長めのブレイクを経て派手なリフに遷移する展開はトランス的なので、双方織り交ぜつつプレイすると振れ幅が出せそうな気がします。

他の曲も取り上げたいところではございますが、今回はここまで。
新曲主義でも懐古主義でもないまま、ハードテクノの周辺音楽について紹介すると云うのがHardonizeに於ける自分のコンセプトですので、今後とも変に聴こえる曲を掘ってはニンマリしていくことになろうかと思います。
何卒、ご容赦の程をば。

最後に、来週末03月02日は渋谷R-Loungeにて行われるAAAと云うパーティーに出演致します。

iFLYER: AAA – Global Hard Dance All Nighter at R-LOUNGE, Tokyo

YOJI BIOMEHANIKAさん主導によるハードダンスをコアにしたパーティー。
ゲストにイギリスからハードスタイルの雄ED E.T.を招き、煌びやかで派手な音が一晩中鳴り響きます。
ni-21さんやBound Roundさんと云ったHardonizeに過去ご出演頂いた方々も出演します。

完全に余談ですが、上記のDa Tweekazは昨年、YOJIさんのHardstyle Discoのリミキサーとして起用されておりました。

だからホントに超一流アーティストなんですよ。タダの酔っ払いに非ず。

話が逸れましたが、そのAAAのサブフロアをHardonizeメンバー含むテクノ集団TECHNO ALLIANCEがテイクオーバー。
Hardonizeからはyudukiボス、Sangoさん、私の3名、その他にREV-TUNEさんやTakayuki Kamiyaさん、1-Kさんなど縁の深い方々が一堂に会します。
ってコトでオールアバウトテクノの一晩にもなりそうなので、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

ちなみにワタクシは当日B2Bでの出演であり、その相手がgekkoさんと云うこちらもクロスオーバーなんのそのと云う気概の持ち主。
ワタクシがHardonizeに於いてこの有様なので、果たしてタダで済むのだろうかと云う気配が仄かに漂っております。

次週02月26日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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今週のオススメハードテクノ – Resident’s Recommend 2019/02/07

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

予てよりお伝えしている通りではございますが、今週末にHardonize #32を執り行います。

2019/02/09 Hardonize #32
「ハードテクノ」を様々な周辺ジャンルも内包し 各々のDJによる解釈でフロアにお届けするハードグルーヴパーティ。 2019...
ゲストにはハード系4つ打ちなら何でもこなすと言っても過言ではない大ベテラン、Morphonicsさん。
その本人からつい先日、このような発言が。

前回、前々回とご出演頂いた際にも割とハードテクノに寄せたプレイを行って頂いた記憶がありますが、何と今回はオールヴァイナルだそうで。
前回のHardonizeでLZDさんをお招きした時から奇しくもヴァイナルをフィーチャーする回が続いております。
と云うかテクノのヴァイナルをセットを組めるくらい所持していたこと自体初耳でしたし、驚きです。
往年のテクノクラシックとか持っていたりするんでしょうか。
はたまた最近のアングラ系テクノにも実は手を広げていたのでしょうか。
割合珍しいと思われるロングセットと云う枠でこのコンセプト、大変楽しみにしております。

そんなワタクシは先日、DiscogsのマーケットプレイスでMorphonicsさん対策のためにCDを注文したところ、ジャケットと中身が全然違うものが届いてしまい、ガックリきているところです。(海外通販あるある。)
判明したのち別の出品者からも急ぎ注文をかけてみたものの、多分間に合わないだろうなー。

なんとなくMorphonicsさんをフィーチャーする意味もあって前回の記事ではハードハウスのアーティストを取り上げたのですが、これは完全に目論見が外れましたね。
ではMorphonicsさんの音楽経歴に近いテクノと云えば何だろうかと考えると、やはり思いつくのはアシッドテクノです。
以前別パーティーでアシッドテクノ総本山と名高いStay Up ForeverのTシャツを着てハードテクノのプレイをされているのを拝見していますし、過去の連載でTik Tokにスポットを当てた時は『取り上げるとは思わなかった。』と云う趣旨のコメントを頂きました。
余談ですが、そのStay Up ForeverのTシャツを着ていた際のプレイでは肝心のアシッドテクノは一切かからず、終わった後周りの人たちから総ツッコミを食らってました。

これまではGanez The TerribleD.A.V.E. The Drummerと云ったレジェンドクラスのアーティストを紹介してきたので、今回は若手と呼ばれる中からトラックのアイディアが光る人をピックアップ。

Benji303

https://www.facebook.com/djbenji303
https://soundcloud.com/benji303

イギリス、マンチェスターのアーティスト。
デビュー作は2011年にInjector RecordsからリリースされているFucking Cocaine
これは今も配信販売されており、活動当初からゴリゴリのアシッドテクノに傾倒していることが分かります。(Injector Records自体もアシッドテクノのレーベルです。)

Jared Blyth, Benji303 / Fucking Cocaine


Fucking Cocaine (Original Mix) by Jared Blyth on Beatport

程なくしてウクライナのクリエイター、Alexey Kotlyarの目に留まり、彼が率いるハードテクノ、ハードグルーヴレーベルAK Recordingsのアシッドテクノコンピレーションの第1作目に抜擢されます。

Benji303 / U Make Me Feel So Good


Special Acid Techno Compilation Vol.1 from AK Recordings on Beatport

Ganez The TerribleBen Fraserなどシーンの重鎮たちが参加しているとあってかなり豪勢且つ使いやすい作品なのですが、そこに参加したことで存在が広く知れ渡ります。

これまた余談ですがこのシリーズは現在も地道に続いており、つい先月に第4弾がリリースされましたので、合わせて推薦します。
オールドスクールライクなトラックからハイハットの間隔が短い疾走系までTB-303リフのオンパレードですので、アシッドテクノ入門編として是非。
Special Acid Techno Compilation, Vol. 4 from AK Recordings on Beatport

次に彼に目をつけたのがアシッドテクノ界のレジェンドとも言うべき存在、Guy McAffer a.k.a. The Geezerでした。
とりわけハードで疾走感のあるトラックを作ると云う点に於いて共通しており、The Geezerが自身のトラックのリミックスをBenji303に依頼。

Choci, Geezer / We’re Gonna Do A Song (Benji303 Remix)


We’re Gonna Do A Song (Benji303 Remix) by Choci, Geezer on Beatport

これが見事にThe Geezerに認められ、より両者は接近。
The Geezerのレーベル、Planet Technoからのリリースに繋がり、最近は2人でレゲエとアシッドテクノを融合させた新しいスタイルの音楽を追求するレーベルSonic Irationを設立するに至ります。

Benji303のレーベル303 Allianceから今月リリースを予定している作品は収録曲全てが両者のコラボレーション楽曲と云うことからも世代を超えて仲良くしている様子が窺えます。

The Geezer, Benji303 / I’m About To Turn It Out


BENJI303/THE GEEZER 303 Alliance 007 vinyl at Juno Records.

この中にもレゲエスタイルのアシッドテクノが1曲収録されていますね。
今のところリリース形態はヴァイナルのみ公表されていますが、303 Allianceはバックナンバーをデジタルでも配信しているため、本作もいずれデジタル購入が可能になるでしょう。

そう、前々から触れていることではありますが、アシッドテクノは未だにヴァイナル優位主義のシーンを形成しています。
上記のように現在でもヴァイナルの方がデジタルより早くリリースされたり、果てはヴァイナルでしかリリースされない音源が大量に出回っていたりする、なんとも業の深い文化。
それもあって今回Morphonicsさんがヴァイナルオンリー発言をしたとき、アシッドテクノに思い至ったのですが・・・違いましたかね?

話は前後するのですが、Benji303は2014年からレーベル303 Allianceを運営しており、自身の作品発表の拠点として活用しています。
Chris LiberatorSterling Mossなどベテラン勢を招き入れる一方でLee S.やTekno Tokenと云った後進のアーティストの育成にも力を注いでいます。

Lee S., Benji303 / Pills & Thrills


Pills & Thrills (Original Mix) by Lee S., Benji303 on Beatport

ボイスサンプルがGreen Velvet / La La Land
ついでに303 Allianceはアパレル展開もしています。

そういえば以前Sterling Mossにスポットを当てた際に紹介し忘れてしまったのですが、Chris Liberator & Sterling Mossによるアシッドテクノのサンプルパックと云うものが販売中です。
Industrial Strength Liberator & Moss: London Acid Techno Vol 1
本職のクリエイターによるフレーズサンプルを過剰摂取できる割に値段も手頃、と云うことで是非ご検討の程。

Benji303はギグも精力的に行っており、イギリス、フランス、ロシアなどヨーロッパ各地で時にDJ、時にライブアクトとして奔走中。
中でも2016年に行われたIllusive Festivalに於いてはドラムンベース、ベースミュージック、ジャングル、ハードダンスなどに分かれたエリアの中のテクノステージにStay Up Foreverメンバーとして抜擢されると云う快挙も果たしています。
さすがイギリスと言うべきか、こういったダンスミュージック音楽見本市みたいなフェスが年中行われていて日本と土壌が違い過ぎることをまざまざと見せつけられます。

こういった経験が、別々のジャンルを結ぶことに生きてくるのでしょう。
Benji303も間違いなくその1人です。
ハードなアシッドテクノと云うコアの部分は大事にしつつも新たな可能性を模索している、そんなアーティストです。

そんなBenji303のオススメはこちら。

Benji303 & Jack Majic / South London Acid


A2-BENJI303 & JACK MAJIC -SOUTH LONDON ACID | Djbirinight

今年初頭にリリースされた新作。
アシッドサウンド特有の前のめりなグルーヴに間隔の狭いハイハットが乗ったストレートなトラック。

Ganez The Terrible / Absoulte Rhythm (Benji303 Remix)


Absoulte Rhythm (Benji303 Remix) | Ganez The Terrible

音のパーツや曲の構成はアシッドテクノですが、肝心のアシッドサウンドは鳴りを潜めているハードミニマル。
地を這うベース、そして金物と無機質なリフが対照的ながら共存しています。

ちなみに同EPにはMASSやFIXなど都内のハードテクノパーティーに出演しているK.N.さんとYokoteさんによるリミックスも収録されています。
こちらは波のあるベースが特徴なハードミニマルとなっていて、合わせてオススメ。

Benji303 / Babylon Shall Fall


Babylon Shall Fall (Original Mix) by Benji303 on Beatport

上記でも触れたレゲエスタイルのアシッドテクノ。
レゲエを象徴する裏打ちのギターリフにアシッドシンセはどう考えても不穏な組み合わせだと思いきや、不思議とマッチ。
この手の意外な組み合わせはもっと聴いてみたいところですし、同じく触れたSonic Irationの今後に期待しております。

Champion Breaks / Extasy Make You Lovely (Benji303’s Acid Breaks Remix)


Extasy Make You Lovely (Benji303’s Acid Breaks Remix) by Champion Breaks on Beatport

2013年発と云うことでキャリア初期頃の作品なのですが、確認している中に於いて唯一の非4つ打ち。
アシッドブレイクスと云う物凄くニッチなジャンルに果敢に挑んでいった結果がこちらです。
これもまたあまり聴かないテイストの曲になっているので、変ミュージック好きには推薦しますが、大方の場面に於いて使うには勇気が要りそうですね。

次週02月12日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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