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今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/05/04

おはようございます。774muzikです。
本日、水曜日・・・はい申し訳ありません・・・寝落ちにより更新を落としてしまいました()

まず、何はさて措き。
先日からお知らせしております通り、次回Hardonizeの詳細が出ております。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe


例の感染症はなかなか落ち着いてくれず、なかなか厳しい状況が続いておりますが、現在のところ、現場での開催を目指しているところです。
本当に、早く落ち着いて、また現場で気兼ねなく楽しめるようになってほしいですね。。。

さて、本題。
今回は最新のリリースからおすすめどころをご紹介します。

Giorgio Moroder – The Chase (Jam & Spoon Club MIx)

Giorgio Moroderによる不朽の名作、The Chaseネタです。
Remixというよりカバーというべきか。
音使いが二昔前ぐらいな感じ・・・と思ったらやっぱり当初リリースは2000年でした。
この感じ、嫌いじゃないぜ。

Ayako Mori – One Regret (BB Deng Remix)

ドイツ在住のテクノアーティスト、Ayako Moriさんによる最新リリースから。
ハードミニマルでとてもカッコ良いです。

Danny Wabbit – Retreat (Original Mix)

ハードミニマル。
シンプルな音使いながら、上物とキック、ハットで醸し出されるグルーヴ感が気持ちいい。
テンションをジワジワと上げていくときに働いてくれそうなトラック。

A.V.D. (GER) – Half Italian Half Russian (Original Mix)

覚醒的なリフとヴォイスループ&喋り系ヴォイスがめちゃくちゃクール。
こういうのを暗いフロアで延々と聴いていたい。

Beat Crusher BZH – Dirty Bitch (Mid Wooder Broken Mix)

変則的なビートとノイジーで変態な上物の絡みがめちゃカッコ良い。
小ブレイクで入る治安悪いヴォイスサンプルもグッド。

Steve RedHead – Scrollers (Original Mix)

ダーッと今月の新着を流し聴きしていて、「うお・・・ドチャクソかっけぇ・・・」となって目が留まりました。
そうそう、こういうトライバル味が少し加わった前のめりトラック最高なんだよ。
カムバック!アーリー2000年代!・・・と思ったら、これRedHeadやんけ!
テクノ界のイケオジNo.1ことMarco Baileyと仲良しで、共作したり、MB Elektronicsからリリースしてたりしましたね。
どうやら、このリリースはRedHeadの2000年~2005年のリリースのリイシューの模様。
再リリースに当たってリマスターされているようなので、とりあえず、アルバム全体チェックしてほしい感じ。
MY TIME IN SWEDEN 2000-2005

ということで、本日の更新はここまで。
次回更新は明日木曜日、DJ Sangoがお送りします。では!


【特集】『M3-2021春』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

予てよりお伝えの通り、次回Hardonizeが06月19日に行われます。
世間的な都合により、開催時間が14時からと1時間早く設定されておりますのでお間違えの無いようにお願い致します。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date

2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV

DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

そして前回もお伝えしましたが事前登録が必須となっておりますので、ご来場をお考えの方は以下のURLより申請をお願い致します。

Hardonize #38 in東京 – パスマーケット

世間的にはゴールデンウィークが始まった・・・にもかかわらず非常事態宣言の真っ只中ということでイマイチテンションの上がらない感じではありますが、現段階では06月のHardonizeは開催の方向で進んでおります。
こんな時は願掛けも兼ねて東京麺珍亭本舗に行くしかない。
ということで本日のお昼ご飯です。

んまい。
あ、そうでした。


丼手に入れました。

【今回のお題】

さて、先週末は同人音楽即売会M3でした。
この時期の恒例行事とも言える催しなので今回も足を運びましたよ。
しかし世間的な事情から閉会時間が早まったのを把握しないまま向かったため、劇的に少ない釣果となってしまいました。
自分はこの即売会に17年前から通っているのですが、過去イチで少なかったのではないかと思います。
大失態と言っても過言ではない。



一応釣果はこんな感じ。
過去の作品レビューと比べるとその少なさが一目瞭然です。悔しい。

ただ一部のサークルについてはbandcampBOOTHなどで配信販売を開始しているので、今回の買い逃しについてチマチマ補填を試みております。
こういう状況下になっていることは不運ですが、一方でこうした流通サービスが充実しているのは本当にありがたいことですね。

弾数に物足りなさはあるとはいえ、それでも手に入れた作品はどれも素晴らしいものでしたので、今回もその中から一部を紹介していきたいと思います。
当連載に於いて9回目となるM3特集です。

前回M3-2020秋特集はこちら。

【特集】『M3-2020秋』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/10/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

それより以前の特集はこちらになります。
2020春 / 2019秋 / 2019春 / 2018秋 / 2018春 / 2017秋 / 2017春

これまでと同様、表記順は『【アーティスト名】 / 【リリース名】 [【サークル(レーベル)名】]』でテクノ的オススメを挙げていきます。

それでは

『M3-2021春』で買った同人テクノ

いってみましょう。

【曲紹介】

Yebisu303 / Parallelsphere EP [秋葉原重工]

AHIEP14 – Parallelsphere EP by Akihabara Heavy Industry Inc. | Free Listening on SoundCloud

Hardonizeが常々お世話になっているレーベル、秋葉原重工の新作。
ハードウェアオンリーでテクノを演奏するクリエイターYebisu303さんをフィーチャーしたEP作品。

芯のある反復リズムに浮遊感のあるパッドシンセを組み合わせた曲が揃っています。
音の雰囲気的にはダンスフロアからリスニングまで機能しそうですが、これを全てハードウェア機材で作っているパフォーマンスはこの人ならではという感じもあるので総合すると現場向き。
4つ打ち一辺倒かと思えばそうじゃなかったりするあたりも個人的な面白ポイント。
またリミキサー陣として909stateさんやHIROSHI WATANABEさんなど国内テクノシーンの名手が参加しているあたりも秋葉原重工らしさのある作品。

個人的な好みはアシッドシンセのリフとその間を埋めるシンセのユニゾンがオールドスクールなテクノを彷彿とさせる3曲目、Thermosphere

公式サイト:https://www.ahiweb.info/
作品購入:Parallelsphere EP – 秋葉原重工 – BOOTH

アシッド田宮三四郎 / Chi・POP [アシッド田宮三四郎]


アシッド田宮三四郎 / Twitter

以前Hardonizeにもご出演頂いたDietraxさん率いるアシッドテクノプロジェクト、アシッド田宮三四郎の新作EP。
尚、こちらもハードウェアオンリーのライブチームです。

どの曲のどの箇所を聴いてもファンキーなアシッドリフで埋め尽くされているので、好事家諸氏は真っ先に手に取るべき作品。
とはいえ曲のテンポがテクノのスタンダードな帯域からやや遅めのものまでカバーされているので、リフの印象は曲によってかなり異なります。
尚、本作では『チープでポップ』というテーマで作られたもののようで、ドラムやシンセにあえてレトロな質感を残したトラックが目立つ印象。

個人的な好みは複数種類のアシッドシンセのリフが絡まり合った4曲目、BODY CHECK

作品購入:Chi・POP | ketchuparts

glitch / INTERNAL EXTERNAL [glitch@soundstudio]

[M3 2021春 I-12]INTERNAL EXTERNAL X-Fade Demo – YouTube

テクノからトランス、ドラムンベース、ハードコアといった幅広い曲を手掛けているglitchさんという方の新作。
本作は主にテクノに焦点を当てたとありましたが、前述の器用さが1つ1つのトラックにも表れており、ピュアテクノというよりは異ジャンルとの混合型といった感じです。

個人的な好みはエモーショナルなパッドとやっぱりアシッドシンセがトランスを想起させる1曲目、over the heaven
昔のFrogman Recordsの音に近いなと思ったりもしました。

余談ですが、現行のメインストリームテクノインダストリアルを牽引しているドイツ在住の日本人アーティスト、Ayako Moriのトラックのリミックスコンテストに参加した曲がSoundcloudに上がっており、ハードテクノに接近している感じでかなり好みでしたので合わせて掲載しておきます。

Ayako Mori / Gegen Dungeon (glitch’s remix)

Ayako Mori – Gegen Dungeon (glitch’s remix) by glitch_electro | Glitch Electro | Free Listening on SoundCloud

公式サイト:https://www.glitchss.com/
作品購入:INTERNAL EXTERNAL – glitch@SoundStudio – BOOTH

ancou / Odradek [旅音]

ODRADEK sample by ancou | Free Listening on SoundCloud

ここ3回ほどのM3特集回で取り上げている環境音楽×電子音楽を軸としたサークル旅音より、ancouさんの新作。
すっかりお気に入りのサークルです。

ハードテクノではないんですが、奇想天外なフレーズやサウンドをテクノに落とし込んでいるところに珍しさがあります。
今作もアシッドシンセあり、ボーカロイドあり、自然音あり、強烈によれたビートありと各曲に仕掛けが散りばめられており、聴いてて面白かったですね。
ちなみにこの作品はフランツ・カフカの短編をイメージして作られたもので、タイトルの『オドラデク』もここから来ています。
青空文庫から閲覧可能なので、合わせて是非。

個人的な好みは初音ミクの反復ボイスとアシッドシンセ、それにテンポに対して倍速のドラムパターンが特徴的な7曲目、Pun Pun Pun
尚自分が調べた限りでは現在購入できる手段がまだ整っていないようなのですが、BOOTH内にサークルページは存在するので、いずれ取り扱いが始まるのを待ちましょう。

公式サイト:https://www.tabion.net/
M3用サイト:https://tabionm3.tumblr.com/

V.A. / New Invoke Vol.5 [CYCLIK CONTROL]

New Invoke Vol.5 (Preview) by CYCLIK CONTROL | Free Listening on SoundCloud

最後に紹介するのは前々回の担当回で紹介したベースラインという音楽に焦点を当てたコンピレーション作品です。
ハードコアを主軸にベースライン、サイケデリックトランスまで幅広く手掛けているDustvoxxさん主宰のCYCLIK CONTROLによる新譜。

国内ベテラン、若手アーティストは元より、海外からもJAKAZiDSample JunkieSamurai Breaksなど数々の腕利きが参加しているなど、同人音楽の枠組みを軽く超えるラインナップとなっています。
この種の音楽の基本のテンポであるBPM140から速いものまでひとしきり揃っており、そのどれもが笑ってしまう程に珍妙なフレーズのベースを擁しているのでとにかく楽しい。
タイトル通りシリーズもので過去にも4作品同系統のコンピレーションがリリースされておりますが、国産ベースラインコンピとしては大いに信頼の置けるタイトルとなっておりますので、未所持の方は合わせて是非。

個人的な好みは下品なレイヴスタブとアーメンブレイクのフィルの後、太いベースが反復するNizikawaさん(新婚!)の2曲目、Medalodon

公式サイト:https://cyclik.jp/
M3用サイト:New Invoke Vol.5 | Dustvoxx

まとめ

以上、『M3-2021春』で買った同人テクノにスポットを当ててお送りしました。
前述の通り紹介枚数が少ないのが悔やまれますが、こうして作品がリリースされている限りは注目していきたいと思っております。
今まで知らなかった音楽、アーティストを容易に見つけることができる機会としても非常に意義のあるものですし、今回のように開催形態に制限がかかったりその形が変わったりしても、どうにか続いていって欲しいと願うのはパーティーと一緒ですね。

そんなワケで今回はここまで。

次週05月04日は774Muzikさんが担当します。
では。

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