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【特集】フリーダウンロード2021 (後編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/02/03

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】


予てよりお伝えの通り、先月の開催を予定していたHardonize#40は04月09日に延期となりました。

楽しみにしていた方、本当に申し訳ございません。
次こそは無事に開催できるよう、皆様に於かれましても手洗いうがい、そして祈祷を欠かさずお願いします。

【近況】

前回のyudukiボスの担当回で告知して頂きましたが、DJ Shimamuraさん、MC STONEさんがパーソナリティーを務めるblock.fmの番組、RAVE-A-RIDEにお招き頂きました。
普段あまり声に出すことのないDJのスタンスとか、選曲の話とかをさせて頂いたんですが、いやー緊張した。
檸檬堂飲みながらでも緊張した。
パーソナリティーの2人とはそれなりに長い付き合いである上、そんなに気負うような人柄の方々でもない筈なのに、終わってから『アレも言い忘れた。』『アレももう少し喋ればよかった。』の山が積もっていました。
気が向いたら文章でまとめて公開しましょうかね。
需要あるか分かりませんけど。

ともかくDJ Shimamuraさん、MC STONEさん、ありがとうございました。
アーカイブが残っておりますので02月09日までは以下のリンクから誰でも聴くことができます。
何卒。

RAVE-A-RIDE | block.fm

ちなみに当日のBGMとしてMixも担当させて貰いましてこんな内容でした。

通常運行。

【今回のお題】

さて、前回は毎年新年恒例の昨年のフリーダウンロード楽曲を振り返る特集を執り行いました。
既にご覧頂けたでしょうか?

【特集】フリーダウンロード2021 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/01/20

【特集】フリーダウンロード2021 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/01/20

それ以前の掲載はコチラになります。

2020 (後編) / 2020 (前編) / 2019 (後編) / 2019 (前編) / 2018

前回はメインストリームテクノハードミニマルシュランツといったリズム主体のサブジャンルにスポットを当ててお送りしましたが、
今回は

ハードグルーヴハードアシッドテックトランス

とした上で、それぞれ10曲程度取り上げていきます。
前回に比べてフレーズやシンセのサウンドなど、ウワモノのカラーに富んだトラックが多めとなっておりますのでこれからハードテクノに触れる人や、自身のプレイ幅を広げたいと考えている方の取っ掛かりとして参考になれば幸いです。

それでは、

令和3度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (後編)

いってみましょう。

【曲紹介】

Shaun Activation / The Hype Groove

Stream The Hype Groove (Original Mix) by Shaun Activation | Listen online for free on SoundCloud

カナダのプロデューサーShaun Activationによるハードグルーヴ
小気味良いハイハット、パーカッションに跳ね系レイヴシンセがファンキーなグルーヴ感を演出しているタイトルに偽り無しのトラック。
非常に使い勝手も良いのでハードグルーヴ好きに大変オススメです。

このテイストの曲を手掛けるカナダ出身のアーティストというのは結構レアな上、他にも彼のSoundcloudのアカウントで多数の近しい感じのトラックが公開されています。
ありがたくゴッソリ持って帰りましょう。

robodachi / Ardiente

Stream 【FREE TRACK】Ardiente【TECHNO】 by robodachi | Listen online for free on SoundCloud

日本のプロデューサーrobodachiによるハードグルーヴ
ド直球トライバルリズム!
リリースの長いブラスサウンドもめちゃファンキーで大変好みです。
774Muzikさんはさっさとこの人と仲良くなるべき。

この手のサウンドを手掛けるクリエイターが日本にもいたんだなという驚きがありました。
Mixcloudのアカウントがあったのでいくつか聴いてみましたが、テクノハードミニマルは勿論のこと、
ハードアシッドハードグルーヴも器用に混ぜていて琴線にビンビンに触れました。
Hardonize一同、勝手に大推薦です。

Basswell / Bass Down Low (Rave Edit)

Stream Basswell – Bass Down Low (Rave Edit) by Basswell | Listen online for free on SoundCloud

フランスのプロデューサーBasswellによるハードダンス
タイトルから察せられる通り、色んなジャンルでサンプリングされているDEV ft. The Cataracs / Bass Down Lowネタ。
前半がストイックなハードミニマルなんですが、ブレイクを挟んでテンポが速くなり、裏打ちベースのハードダンスにシフトします。
1曲でジャンルを変えたいときに有効な武器。

Axciid / Sherlock

Stream Axciid – Sherlock [JAH052] by Jahanam | Listen online for free on SoundCloud

フランスのプロデューサーAxciidによるハードアシッド
叩きつけるようなキックに並走する怪しげな雰囲気を纏ったアシッドシンセの組み合わせから地下レイヴの臭気を感じずにはいられない曲。
ハードダンス寄りのテンポの速さも相まってアグレッシヴなグルーヴを演出したい時にもってこい。

Iron Maiden / The Trooper (Flymeon’s Acid Trance Edit)

Stream Iron Maiden – The Trooper (Flymeon’s Acid Trance Edit)(FREE DL) by Flymeon | Listen online for free on SoundCloud

フランスのプロデューサーFlymeonによるハードアシッド
ロックマン2だったり、帝国のマーチだったり、たまに出るネタモノハードアシッド枠ですが、言わずと知れたハードロックの大名曲をネタにするのは流石に突飛過ぎやしませんかね。
原曲のギターリフを前面に押し出した異様な構成なんですが、攻め攻めのハードアシッドとして聴けるのが逆に凄い。
あとロック感を意識してなのか、2拍4拍のスネアの音が異様にデカい。

このFlymeonというアーティストは他にもロックやメタルネタの曲をいくつか手掛けているのですが、それ以上に特殊なのがライブに於いてこれらの曲のフレーズをギターで実際に弾いているという点。
サンプリングじゃないのかよ!
ちなみにこの曲の場合はこんな感じです。

Iron Maiden / The Trooper (Acid Techno Live Remix)

Iron Maiden – The Trooper (Acid Techno Live Remix) – YouTube

ハードアシッドでこんなことしているアーティストは見たことがなく、ぶっ飛んだ発想の持ち主であることは間違いなさそうです。
ナマで見たら絶対盛り上がる。

Storm / Time To Burn (James Black Presents Remix)

Stream Storm – Time To Burn (James Black Presents Remix) FREE DOWNLOAD by James Black | Listen online for free on SoundCloud

イギリスのプロデューサーJames Blackによるテックトランス
トランスのクラシック、Storm / Time To Burnネタ。
原曲のインパクトのあるフレーズを活かしつつ、サイドにも複数のシンセが重ねられた厚いウワモノ群がテンション上がります。
ボトムにも重厚さが表れているので、シリアスな流れでも使えそうな便利役。

The Chronics / Taking You

Stream The Chronics – Taking You [TWJS01] (FREE DOWNLOAD) by Techno Wereld | Listen online for free on SoundCloud

スイスのプロデューサーThe Chronicsによるテックトランス
シンプルながらも硬いビートを軸に複数回のブレイクを挟む緩急のついたシーケンスと、中盤以降はアンニュイなフレーズのシンセが加わる泣きの1曲。
こういうハードでメロディアスな路線が好きな人には願ったり叶ったりのトラック。
終盤で使うと良い感じ。

Punchanella / San Trancisco (DJ Hammy 2021 Rework)

Stream Punchanella – San Trancisco (DJ Hammy 2021 Rework) by DJ Hammy | Listen online for free on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーDJ Hammyによるテックトランス
元ネタは1994年にリリースされたPunchanella / San Tranciscoというアーリーハードハウス
メインで使われているM1ピアノがレイヴ感満点。

他にもこのDJ Hammyレイヴネタテックトランスを多く公開していて、
Baby D / Let Me Be Your Fantasyネタとか、Scooter / Endless Summerネタとか、かなりグッとくるものが多いです。
ここ1番の場面で使いたくなること請け合い。

Namie Amuro feat. Hatsune Miku / B Who I Want 2 B (Seimei’s Tokyo Pygmalion Remix)

Stream Namie Amuro – B Who I Want 2 B feat. Hatsune Miku (Seimei’s Tokyo Pygmalion Remix) by Seimei | Listen online for free on SoundCloud

日本のプロデューサーSeimeiによるテクノ
昨年の01月に若くして急逝してしまったプロデューサーSOPHIEを偲ぶ意味で彼女が手掛けたそのコラボレーションとPVの可愛さが話題を呼んだ安室奈美恵 feat. HATSUNE MIKU / B Who I Want 2 Bテクノにアレンジしたもの。
原曲の可愛い感じをそのままにリズムからシンセまで楽しくダンサブルなパーツを盛り込んでいる一方、ピアノフレーズからどこか悲しさも垣間見える、聴いてて複雑な気持ちになる曲。
後にリリースされるSeimeiさんのアルバム、A Diary From The Crossingのエッセンスがこの曲の時点で仄見えていたり、総合するとめっちゃ良いリミックス。

あと当時SOPHIE急逝の報から1週間経たずに公開された速度感とかも含めて愛が感じられる曲でもあります。

Taeko Onuki (Mignonne) / 4:00 AM (Slothy Techno Rave Remix)

Stream 4:00 AM – Taeko Onuki (Mignonne) – Slothy Techno Rave Remix – FREE DL – LORD GIVE ME ONE MORE CHANCE by Slothy | Listen online for free on SoundCloud

ニュージーランドのプロデューサーSlothyによるテクノ
前述のアイアンメイデン安室奈美恵 & 初音ミクを押さえて今回の元ネタ選定が意味分からん大賞作品。
1978年にリリースされたアルバム、大貫妙子 / ミニヨンに収録されている4:00AMネタ。
ちなみに編曲は世界の坂本龍一です。
嘘だろって言うくらい古いし、何より渋い。
ニュージーランド人の感性どうなってんだ。

ネタ元のインパクトを置いておけばファンキーでもなければシリアスでもなく、かといってインテリジェンスやモダンと呼ぶにはダンスミュージック寄りで、でも決してハードでもない・・・本当にテクノと呼ぶしかない不思議な曲。
どこで使えば良いのかもイマイチ判然としないのですが変ということだけは分かる。
つまり変なら何だって良いものに違いないという変な人に是非オススメしたい1曲です。
いやー変だよこの曲。

Yosshie 4onthefloor / Bootleg Pack 2

Yosshie 4onthefloor Bootleg Pack 2 | Yosshie 4onthefloor | 4onthetrax

最後にご紹介するのは日本のテックダンスアーティストYosshie 4onthefloorのブートレグ集。
ほぼ毎月EPをリリースしている彼が主に現場で使っている危なげなヤツを一挙放出しています。
ネタ元は主にアレだったり、コレだったりしてまぁYosshie 4onthefloorさんのオタク的趣向が痛い程分かるのはそれとして、
収録の後ろの方に差し込まれているUnderworld / Born SlippyThe Chemical Brothers / Star Guitarのチョイスは何なのよ。

特にThe Chemical Brothers / Star Guitar (Yosshie 4onthefloor Bootleg)は、彼がたまにやる4つ打ちをちょっと崩したクセのあるリズムを原曲のクラップに合わせて打ち込んでいて『やってんなぁ。』とニッコリしました。
硬め4つ打ちが好きなナードからクラブヘッズまで幅広く対応できる万能楽曲調味料セット。

まとめ

以上、フリーダウンロード2021 (後編)をお送りしました。
今回はウワモノが特徴的なサブジャンルに絞ったこともあって前回にも劣らない幅広さで紹介できた気がします。
特にブートレグは元曲とクリエイターの主軸としている音楽が全く別であるものが多く、そこにチャレンジできるのも凄いですし、結果ちゃんとアーティストの個性が発揮されているものに仕上がるのもまた凄いなと思うところです。
今後もこういった特集に限らず、今年も面白い音楽は無料でも有料でも積極的に紹介していきますので何卒お付き合いをよろしくお願いします。

そんなわけで今回はここまで。

次週02月08日は774Muzikさんが担当します。
では。

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【特集】フリーダウンロード2021 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/01/20

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、久方ぶりに担当致します。
大分遅ればせながら明けましておめでとうございます。

【告知】

来週01月29日はHardonize#40です。

ゲストにはMorphonicsさんとREV-TUNEさんの2名をお招きしております。

とはいえ、ここにきて世間的な状況が芳しくなく、色々と変更になる可能性が出てきております。
随時こちらでもアナウンスしていきますので何卒ご容赦頂けますと幸いです。

【近況】

長年DJを共にしたラップトップが昨年末に逝去致しました。


貼ってあるステッカーも年期を感じるものばかり。
色々な現場を共にした相方なのでご苦労様でしたといった感じです。

今年からは新しいマシンで心機一転頑張ります。
ちなみに楽曲の解析データも全部吹っ飛んだのでゼロからのスタートです。
めんどいー。

【今回のお題】

さて、ここ数年の新年1発目の僕の記事では正月のお年玉に因んだフリーダウンロード楽曲を取り上げる特集を行っております。
参考までに過去の記事はこちら。

【特集】フリーダウンロード2020 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/01/21

【特集】フリーダウンロード2020 (前編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/01/21
【特集】フリーダウンロード2020 (後編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/02/04

【特集】フリーダウンロード2020 (後編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/02/04

それ以前の掲載はコチラになります。
2019 (後編) / 2019 (前編) / 2018

去年分についても既にちょいちょいリンク切れがあるので、まだダウンロードできるものについてもお早めにどうぞ。

そんなワケで2021年分をピックアップしていたところ、テクノだけで200曲以上あり、選別するのも一苦労だったので結局今回も前後編に分けてご紹介します。
一応カテゴリ分類として

・今回:メインストリームテクノハードミニマルシュランツ

・次回:ハードグルーヴハードアシッドテックトランス

とした上で、それぞれ10曲程度取り上げていきます。
これからハードテクノに触れる人や、自身のプレイ幅を広げたいと考えている方の取っ掛かりとして参考になれば幸いです。

それでは、

令和3度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (前編)

いってみましょう。

【曲紹介】

Shakedown / At Night (Fatima Hajji Bootleg)

Stream At Night Fatima Hajji Bootleg (free download) by Fatima Hajji | Listen online for free on SoundCloud

スペインのプロデューサーFatima Hajjiによるテクノ
現行のメインストリームのシーンの第一線で活躍しているアーティストである彼女が新年早々に破壊力のあるブートレグを公開していました。
原曲のスムースなボーカルはそのままに、リズムは現在の主流である叩きつけるような硬いアレンジが施されたもの。
全編通して鳴り続けている攻め攻めなシンセもインパクト大で使い勝手満点。

BK / Revolution (BK’s Rework – Alan Fitzpatrick Remix)

BK – Revolution – BK’s Rework (Alan Fitzpatrick Remix) | BK, Alan Fitzpatrick | We Are The Brave

イギリスのプロデューサーAlan Fitzpatrickによるテクノ
昨年末、突如としてテクノシーンにリバイバルが巻き起こったハードダンスの大クラシックBK / Revolutionですが、
そのリミキシーズをリリースしたWe Are The Braveのボスによるリミックスがこちら。
無機質で圧のあるビートに原曲のあのシンセのサウンドが加わったピークタイムチューン。

Atroxx / Pump Up The Jam (Technotronic Tribute)

Stream Atroxx – Pump Up The Jam (Technotronic Tribute) by Atroxx | Listen online for free on SoundCloud

カナダのプロデューサーAtroxxによるテクノ
タイトル通り、ダンスミュージックの金字塔Technotronic / Pump Up The Jamという大ネタをサンプリングしたもの。
こちらも現行のリズム硬度を踏襲しつつ、時折オールドスクールフレーバー漂うベースシンセが入ってくるのが愛おしいポイント。

— / ERIKA (CANONEER Remix) (This Is Real German Techno)

Stream ERIKA [CANONEER Remix](This Is Real German Techno) by CANONEER | Listen online for free on SoundCloud

ドイツのプロデューサーCANONEERによるテクノ
今回紹介する中に於いてブッチギリの面白テクノ。
かつてジャーマンテクノというオールドスクールレイヴの影響をモロに受けた快楽主義なサブジャンルがあるのは知っていますが、
この曲のサブタイトルに振られた『This Is Real German Techno』が意味するところが第2次世界大戦中にドイツ軍の間で歌われていた軍歌、ERIKAをサンプリングしているという点であること。
何この突飛な発想。というか軍歌ネタテクノは流石に初めて聴きました。
こんな内容にも拘らず、ダークテクノ直系の重たいリズムがやたらとカッコよかったりするのも相まってとにかく変な曲。

L.D.U. / Coke In My Nous (Edit)

Stream L.D.U. – Coke In My Nous (Edit) [FREE DL] by ????????? ✘ ??????? | Listen online for free on SoundCloud

スペインのプロデューサーL.D.U.によるハードミニマル
4分打ちの細かいベースを軸にラップと金物リズムが脇を固める前のめりなスタイル。
シリアス過ぎず、アグレッシヴ過ぎずの丁度良い雰囲気をキープするのでハードテクノの範疇で色々使いどころのありそうなトラック。
とりあえず持っておくと安心する系。

MILARDO / TAKEDOWN

Stream MILARDO – TAKEDOWN (FREE DOWNLOAD) by MILARDO | Listen online for free on SoundCloud

オランダのプロデューサーMILARDOによるハードテクノ
ストンプ系リズムに加え、一聴して分かるオールドスクールなテクノのリフがインパクト大。
テンポの違いこそあるものの、メインストリームテクノとの相性も抜群。

SWART / DEEP INTO THE BLACK

Stream SWART – DEEP INTO THE BLACK [Free Download] by Techno Wereld | Listen online for free on SoundCloud

ベルギーのプロデューサーSWARTによるハードテクノ
アシッド、フーバー、それにスタブとレイヴの臭気漂うウワネタが盛り沢山に使われた妖しくも派手なトラック。
テックトランスとの橋渡しなんかに役に立ちそうです。

Star Wars / Cantina (Jens Mueller Hardtechno Bootleg 2021)

Stream Star Wars – Cantina (Jens Mueller Hardtechno Bootleg 2021) by Jens Mueller | Listen online for free on SoundCloud

ドイツのプロデューサーJens Muellerによるハードミニマル
どこかで1度は聴いたことがあるであろうStar Warsの挿入曲が元ネタ。
元曲のフレーズをひたすらループさせてリズムと並走させているのですが、その反復箇所がブラスじゃなくてベルの音にフォーカスを当てており、大分変。
リズムの粗っぽい感じからしてシュランツと合わせるのも面白そうな気がします。

Paul Johnson / Feel My M.F. Bass (SARELL EDIT)

Stream Paul Johnson – Feel My M.F. Bass [SARELL EDIT] by SARELL | Listen online for free on SoundCloud

フィンランドのプロデューサーSARELLによるシュランツ
シカゴハウスを代表する名曲Paul Johnson / Feel My M.F. Bassのボイスサンプル使いまくり。
リズムの質感はシュランツそのものなんですが、BPMは150アンダーなので各種ハードテクノとも繋ぎやすく、やはり持っておくと安心できる系トラック。
シュランツにしてはウワネタがシンプルというのも個人的にはありがたい点だったりします。

Prodigy / Take Me To The Hospital (HardTechno Remix)

Stream Prodigy – Take Me To The Hospital (HardTechno Remix) Free Download by Buchecha | Listen online for free on SoundCloud

ポルトガルのプロデューサーBuchechaによるシュランツ
レイヴシンセが印象的なThe Prodigy / Take Me To The Hospitalネタ。
原曲を踏襲したブレイクスのパートがあるので、奇を衒った展開に活用できそうなのが個人的にニンマリポイント。
本職第一線のクリエイターが手掛けただけあってシュランツマナーを完璧に遵守した破壊的なリズムも聴き応え抜群です。

V.A. / RAW Summer Hits II

RAW Summer Hits II | Compilation | RAW

最後にご紹介するのはフランスのレーベルRAWによるコンピレーション。
ハードグルーヴハードミニマルハードアシッド、果てはブレイクスまで収録された24曲入りという贅沢な内容。
参加アーティストもメチャクチャ豪華で、昨年のHardonizeクルー推薦曲でも複数回名前が挙がった我々イチオシアーティストHADONEや、
レイヴィーなハードテクノを数多く手掛けているDYENなど、市販のコンピレーションに全く見劣りしない面々が集っています。
ネタモノもしっかり入っている遊び心もフリーダウンロードならではという感じを受けますし、なにより毛色の違う曲がごっちゃになっているコンピレーションは聴いててワクワクするので大推薦です。

まとめ

以上、フリーダウンロード2021 (前編)をお送りしました。
使い勝手の良さそうなトラックから飛び道具的ネタモノまでとにかく豊作でした。
フリーダウンロードといってもここで取り上げたもののクオリティは市販のものと遜色ないと認識しており、昨年紹介した中にも結構積極的に使ったトラックがいくつかあったので今年もそんなお気に入りと出会えることを願っております。
おそらく後編もこのくらいの分量でお送りすることになると思いますので何卒ご容赦の程を。

そんなわけで今回はここまで。
ハードグルーヴ、ハードアシッド、テックトランスにスポットを当てた後編は02月03日公開予定となっておりますのでお見逃しなく。

次週01月26日は774Muzikさんが担当します。
では。

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