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新作ディスコ特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/09/01

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

次回Hardonizeの詳細が公開されました。

2022/10/29(sat) Hardonize#42 at waseda sabaco | Hardonize web

ゲストにはハードテクノからハードダンス各種EDMまで幅広くカバーしているビリヤニ好き、REV-TUNEさんと、
並々ならぬテックダンスへの愛情を持ち、自身のレーベル4onthetraxを引っ提げてトランスのフィールドでも活躍されている女児アニメ好き、Yosshie 4onthefloorさんの2名をお迎えしております。
前回の何でもアリ感から今1度ハードテクノとその周辺音楽にスポットを当てた回になるのではという感じがして、個人的にもとても楽しみです。
あ、僕ですか?何やるかはタイムテーブル次第です。

日付は10月29日。
会場はいつもの早稲田茶箱でお待ちしております。

尚、例によって今回も入場エントリー制となっておりますので以下のURLよりご登録をお願い致します。
Hardonize #42 in東京 – パスマーケット

ちなみに今月末にかけて結構大きめのパーティーに立て続けにお招き頂いております。
09/19 !!SAKE!! vol.2
09/23 TOKYO HARD DANCE Vol.2
09/24 HAPPY DYNAMITE 20+1st Anniversary
また直近になり次第詳しくお伝え致しますので、こちらも何卒。

【近況】

SQUAREPUSHER – JAPAN TOURの抽選に申し込んでいたところ、受かってしまいました。
日付を見て欲しいんですけど、10月28日なんですよね。
ところでちょっと上の告知に戻って頂きたいんですけど、Hardonizeの次の日程、10月29日なんですよね。
加えて10月30日は同人音楽即売会M3があるんですよね。

凄い3日間になりました。
生き残ります。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

ここのところテーマ特集だったりハードテクノ以外の音楽にスポットを当てておりましたが、今回は改めてこの中からテーマを選定します。
取り上げるサブジャンルは

ディスコ

です。

特別連載に於いては番外編の3回目に取り上げた1960年代から続く由緒正しいダンスミュージックになります。
アーバンでファンキーな生音、もしくはシンセサイザーによるリフが特徴的であり、これらのパーツは現代の様々な音楽に引き継がれていることは耳馴染みがあると思います。
所謂オーセンティックなディスコはバンド形態による生音メインのサウンドになりますが、
Hardonizeで取り上げるからにはテクノハウスといったエレクトリックダンスミュージックとの相性が良いものに絞りました。

この音楽にスポットを当てた特集は過去2020年07月に行ったり、近似的な内容として2021年07月に新作速いハウスとしてお送りしております。
暫く間が空いてしまったこともあるので、改めてここ1~2ヵ月の間にリリースされたトラックについてピックアップしていきます。

余談ですが、先日旧知の仲の人から『ちょっと前からディスコテクノに興味が出てきた。』という報告を直に受けたこともあって今回このテーマです。
もっと早く言ってくれれば良かったのに。

早速ですが新作ディスコ紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Dank.L, R.Dawe / Uganda

Uganda (Original Mix) by Dank.L, R.Dawe on Beatport

ハンガリーのプロデューサーDank.Lと、R.Daweによるディスコ
2拍ループのカッティングギターとベースが印象的なグルーヴキープ型トラック。
構成はシンプルながらパーカッションやボイスサンプリングが生っぽく、ファンキーな曲の雰囲気に一役買ってます。

Matrefakt / Krave

Krave (Original Mix) by Matrefakt on Beatport

イギリスのプロデューサーMatrefaktによるディスコ
こちらも2拍ループものですが、ちょい多めなウワモノの手数やローファイ寄りのリズムが厚みを感じさせるトラック。
どっしりしたビートのハウスが好きな好きな方には特にオススメです。

Benji Of Sweden / No Way

No Way (Original Mix) by Benji Of Sweden, Dan Beat on Beatport

スウェーデンのプロデューサーBenji Of Swedenによるディスコ
やや速めのテンポで繰り出されるベースのうねりとハイハットの刻み方が前のめりで気持ち良い。
ハウスハードグルーヴの合間を良い感じに埋めてくれそうなので地味に有難かったりします。
尺が3分半というタイトな構成になっているので、そこを活かした使い方ができると尚良し。

Bryan Zentz / Nazca (Remastered 2022)

Nazca (Remastered 2022) by Bryan Zentz on Beatport

アメリカの大ベテランBryan Zentzによるディスコテクノ
原曲は2001年にリリースされたもので、現行のハードグルーヴと並べても遜色ない出音にリマスターされております。
常時フィルターのかかったメインフレーズがレトロで雰囲気満点であり、当時の自由で楽しいテクノの雰囲気が感じられますね。

Uke / Disco Tex

Disco Tex (Original Mix) by Uke on Beatport

アイルランドのプロデューサーUkeによるハードグルーヴ
ハードハウス界の最大手レーベルの一角、Toolbox Recordingsから派生したテクノレーベル、Boxtからリリースされたトラック。
ハードなリズムにブラスが乗っているというだけで個人的には反応してしまうのですが、そのリズムがテックダンス寄りの打ち方をしているのも大きな特徴です。
それこそ次回HardonizeゲストのYosshie 4onthefloorさんフォロワーの方には是非チェックして頂きたい所存。

L’Etranger, DJ Jayhood / Get To Know (Doppie’s Mongolodub)

Get To Know (Doppie’s Mongolodub) by L’Etranger, DJ Jayhood on Beatport

イギリスのプロデューサーBig Dope Pによるゲットーテック
バウンシーでグルーヴィーな黒いベースが好きなら間違いなくイチオシのレーベル、Moveltraxxより。
ボイスサンプリングや細かい抜き差しのあるリズムとの絡みが絶妙で自然と体が動きます。
生っぽいガラージとかにも相性良さそうな感じがしますね。

Raoul Zerna / Love Sequences (2000 Unreleased Mix)

Love Sequences (2000 Unreleased Mix) by Raoul Zerna on Beatport

アメリカのプロデューサーRaoul Zernaによるハードグルーヴ
サブタイトル通り原曲のリリースは2000年なのですが、未発表だったバージョンが何故か20年越しにリリースされました。
ちなみに当時のリリース元はSoul Phusion Recordsという、ディスコや、ファンキーなハウスがメインの知る人ぞ知るレーベルでした。
僕は中古レコードショップでこのロゴを見かけたら必ず手に取るくらい、信頼を置いているレーベルです。

話が逸れましたが、この曲もそのレーベルカラーを踏襲しているカッティングギターのフレーズとフィルターの組み合わせがファンクネス指数激高の内容。
密な金物とレトロでインパクトのあるキックによるリズムがバンギンなディスコといった感じ。
堪らん。

M.I.T.A. / A Soul From Chicago

A Soul From Chicago (Original Mix) by M.I.T.A. on Beatport

イタリアのプロデューサーM.I.T.A.によるテクノ
現行のテクノを踏襲した深めのビートにソウルフルなボイスサンプリングがタイトルに偽り無しという塩梅。
キックと同位置にクラップを置いたパートは特にシカゴハウスのフレイヴァーを感じますね。
ピークタイムチューンとしても使えるし、ハードグルーヴとの橋渡しにも使える優秀なトラック。

ちょっと前の作品になりますが、M.I.T.A.のこのリリースも同系統で良かったですね。

Ackermann / I Got My Man (M.I.T.A. Remix)

I Got My Man (M.I.T.A. Remix) by Ackermann on Beatport

こちらも現行のテクノを遵守した強度のリズムを維持しつつ、ファンキーな反復リフが乗ったもの。
加えてブレイクいっぱいに差し込まれた長尺のシャウト寸前のボーカルが爆発力を生み出している紛うことなきピークタイムチューン。

Miami House Party / Midnight Pizza

Midnight Pizza (Extended Mix) by Miami House Party on Beatport

イギリスのプロデューサーMiami House Partyによるディスコテクノ
度々紹介しているハードハウスの総本山、Tidy Traxのサブレーベル、Untidyより。
一聴して分かる強烈なディスコフレーズのサンプリングが最大の特徴。
ベースの厚みや手数の多いドラムパーツなど、リズムの強度もテクノに引けを取らない構成となっており、今回紹介する中ではド派手1等賞。
僕は即購入しました。

Miami House Partyのトラックは03月の新作ハードハウス特集でも触れましたが、本当に悉くツボに来ますね。

Rawtek, Psycho Boys Club / Come Closer

Come Closer (Original Mix) by Rawtek, Psycho Boys Club on Beatport

アメリカのプロデューサーRawtekと、デンマーク出身のStoltenhoffとアメリカ出身のJuyen SebulbaによるプロデューサーユニットPsycho Boys Clubによるディスコ
主にEDMベースライン方面から厚い支持を集めているレーベル、Barong Familyからの意外なリリース。
これまでのRawtekPsycho Boys Clubの作風を知っていると、あまりのかけ離れっぷりに一層驚きがあると思います。

フィルターのかかったカッティングギターをメインフレーズにしている点でディスコの臭気ムンムンなのに加え、アンニュイな男性ボーカルと細かくエディットされたボイスサンプルやシンセなど、とにかくウワモノが豪勢です。
ただ、何といっても最初のリズムパートと2番目のリズムパートで全くリズムが異なる点がこの曲の最大の肝。
前者はこれまでに紹介した曲に通ずるストレートなディスコのリズムですが、後者はハードミニマルに近い強烈な強度のものが飛び出します。
ジャンルの垣根を越えて新しい音楽を生み出そうとするBarong Familyのスピリットが強く感じられるトラック。
めちゃめちゃ好きです。

まとめ

以上、新作ディスコにスポットを当ててお送りしました。
リフが特徴的であることはご認識の通りですが、リズムの質感に関しては様々なスタイルがあり、それらが今尚リリースされているということが伝わったら嬉しいです。
逆にそれユエ配信サイトに置いては複数のジャンルでカテゴライズされてしまっており、ピンポイントでこれらの曲を見つけるのが難しいというのは強くそう思います。
それこそ横断的にジャンルを掘っている自分のような習慣のある人が紹介すべきでもある気がするので、今後も折を見て取り上げていきたいと思います。

そんなわけで今回はここまで。

次週09月06日は774Muzikさんが担当します。
では。

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2022年国内レコードショップ特集:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2022/08/18

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

来週の日曜日(28日)、新宿WARPにて行われるTOKYO HARD GROOVE SESSION 22 SUMMERに出演致します。


春にもお招き頂いた4フロアを使って行われるモンスターパーティーに引き続き参加できて光栄です。
同フロアにはTAKAMIさん、DJイオさん、BEPPUさんなどテクノに縁がある人たちが集まっているのでご興味のある方は是非。

尚、僕がテクノをプレイするかは分かりません。
結局先日のThe Door Into Summerでも半分以上速い音楽やってました。

ちなみに来月末にかけて結構大きめのパーティーに立て続けにお招き頂いております。
09/19 ¡¡SAKE!! vol.2
09/23 TOKYO HARD DANCE Vol.2
09/24 HAPPY DYNAMITE 20+1st Anniversary
また直近になり次第詳しくお伝え致しますので、こちらも何卒。

【近況】

明日はSONICMANIAに行きます。
なんだかんだこの手のフェスは久し振り。
周囲のテクノ界隈はHardfloorの来日に沸いておりますが、同時間帯にCreepy NutsTHE SPELLBOUNDが食い込んでいて相当悩ましい。
あと個人的にはBoys Noizeをかなり見たいし、MadeonAwich、あとMCバトルも気になる・・・といった感じで結構見たいものが多くてかなり楽しみです。

【今回のお題】

さて、当連載に於ける自分の回ではハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

やっぱりそれはそれとしてなんですが、前回に引き続きHardonizeのDiscordサーバーにてTomoさんより以下のようなご質問がありました。

自分はヴァイナルが好きで細々と買っているのですが、なかなかレコ屋になくて困っています。
おすすめのレコ屋とかあれば教えてください。
ちなみに都内です。

ご質問ありがとうございます。
ハードテクノが好きでヴァイナルを買い集めている方だそうで、配信が主体となっている今現在に於いては珍しい存在だと思います。
ご存知のようにヴァイナルが全盛期だったのはもう遥か昔で、レコードの街と言われた渋谷に限って言えばCISCOが無くなり、Spice、DMR、レコファン、そしてつい先日Techniqueも無くなったことでレコードをお店で買える機会が目に見えて少なくなっています。
大きなジャケット、圧縮されていない高音質であることを活かしたコレクターズアイテムとしての需要は今でも高いようですが、我々DJが求めているのはより実用的でクラブでの使用に即した作品なので、こういったところとは少し視点が異なるわけです。
となるともう東京に限らず、こうした要望を満たせるレコードショップというのは相当限られてくるのが現状です。

とはいえ、個人的にいくつか印象に残っている/贔屓にしているお店はいくつかあるので、たまには楽曲ではなく、こうしたお店にスポットを当てるのも良いのではないかと考えた次第。
従って今回取り上げるテーマは

2022年国内レコードショップ紹介

とし、自分が行ったことのある日本各地のレコードショップについて取り上げていきたいと思います。

生憎、ご質問にあったハードテクノに絞ってしまうと少なくなってしまうので、その他のジャンルに特化したお店も含めて紹介していきます。
また、それぞれのお店で出会った印象的な楽曲も合わせて掲載しておりますので参考にして頂けますと幸いです。

早速ですが2022年国内レコードショップ特集いってみましょう。

【レコードショップ紹介】

【東京/京都】JET SET RECORD


Record CD Online Shop JET SET / レコード・CD通販ショップ ジェットセット

テクノハウスは勿論、ヒップホップベースミュージックドラムンベースといった様々なクラブミュージックを取り扱っているレコードショップ。
店舗自体はそう大きくないのに、この取り扱いの幅広さはかなり魅力を感じますし、何よりアンダーグラウンドな音楽に対する造詣が深い。
ヴァイナルでしかリリースされていない、全世界で数百枚限定みたいな作品が度々入荷されるあたり、つい覗いてしまうお店です。
あと購入に応じてポイントが付与されるのですが、その特典でしか手に入らない音源があってそれもめちゃめちゃ魅力。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Yves Deruyter / Calling Earth (UMEK Remix)

Calling Earth (UMEK Remix) by Yves Deruyter on Beatport

初めて聴いた時からリズムの完成度は凄まじいと思ったし、往年のトランスを原曲とするものだったということもあって記念として持っておきたくなりました。
盤面がジャケットみたいなマーブルカラーで綺麗です。

【愛知】Freestyle


ハウス・テクノ レコード通販 FreestyleOnline フリースタイルオンライン 名古屋

テクノハウスに特化したレコードショップ。
特にハードテクノハードダンスハードコアといったハード系ジャンルの取扱量としては国内トップクラスです。
シュランツが日本で注目され始めた2000年代中期頃から早々にこの音楽のヴァイナルを取り扱っていたり、まだハードグルーヴという言葉が定着する前からファンキーなテクノに注力していたりと、個人的に色々と勉強させて貰った場所でもあります。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Aitor Ronda / Pagando Mi Cumpleanos

Pagando Mi Cumpleanos (Original Mix) by Aitor Ronda on Beatport

やはり個人的にはハードグルーヴのリリースを購入していたことが多いです。
僕が思うこの時点でのハードグルーヴの到達点と言うべき曲。
当連載で何度も触れていますが、これについては一生忘れないくらい好きな曲ですね。

【東京】Dub Store


レゲエレコードコム | レゲエと黒人音楽の総合店ダブストア

レゲエをメインに取り扱うレコードショップ。
レゲエもまた各時代、各スタイルによって様々なサブジャンルに分かれており、それらを網羅しているので当ジャンルのファンには欠かせないお店として重宝されています。
ただ、個人的な魅力はドラムンベース、特にジャングルの入荷作品がまぁ押し並べてマニアックな点。
レゲエのダブプレート精神を引き継いだ希少価値の高い作品が多く、掘れば掘るだけ新しい発見があります。
お店の場所も路地の中にあって古きレコードショップの趣きを残しているのもまた良し。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Candy / Rastafary Livity 233

Rastafary Livity 233 (Original Mix) by Candy on Beatport

ガラの悪いベースのうねりとラガのフロウが合わさった煙たいドラムンベース
こういうのを聴きたい時には最適のお店です。

【大阪】Grindrecords


GRIND RECORDS

ドラムンベースダブステップハードコアなどイギリスのカルチャーに根差したジャンルに強いレコードショップ。
大方のレコードショップに於いてドラムンベースと一括りにされがちなところを細かくサブジャンルで分けてカテゴリー登録されていることから分かるように、この音楽に対する熱の入れ方が半端ない。
新譜も取り扱いつつ、オールドスクールな名盤まで見つかるので1度は足を運んで欲しいお店です。
ちなみに店内にはカフェも併設されているくらい広く、入口の狭さとは対照的。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Noisia / Stigma

Stigma (Original Mix) by Noisia on Beatport

無機質で攻撃的なリフとギラギラしたエグいベースが特徴的なドラムンベース
ダークでハードな音にハマりたての頃に買ったので、新鮮に聴こえた記憶があります。

【福岡】JUNGLEEXOTICA


レコード通販 JUNGLEEXOTICA – Vinyl Record / CD

主要ジャンルはテクノベースミュージックドラムンベースなど。
アパートのような外観やウェブサイトのデザインとは裏腹にラインナップは尖りまくりで、ハード且つアンダーグラウンドな音楽が目立ちます。
『この店に出会ったことでその後の音楽人生が狂った。』と豪語した人を知ってますし、そう言うのも納得だなと思ったお店です。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Sinister Souls / Beat The Drum Hard

Beat The Drum Hard (Original Mix) by Sinister Souls on Beatport

その彼の人生を狂わせた作品の1つ。
重厚なイントロから一転、教則のようなサンプリングで
『Aパートを右手で、Bパートを左手で・・・グッド!ではドラムを強く叩きましょう。』と差し込まれた後に滅茶苦茶圧の強いダブステップリズムが展開される曲。
ジャケットも含めて秀逸なアルバム作品。

【石川】レコード・ビーチパーティ


レコード・ビーチパーティ 音楽/映画/本の店

ジャズ、クラシックなどを中心に取り扱っているレコードショップ。
所謂、昔ながらの街のレコード屋さんかと思いきや、ラインナップに燦然と輝くハッピーハードコアの文字。
あらゆる電子音楽を差し置いてハッピーハードコア1点絞りで取り扱っている様は強烈なインパクトを持っています。
僕が実店舗に行った時は棚1つ丸々ハッピーハードコアで、まだこれ買えるのかよと驚愕するレベルの往年の名盤が陳列されていました。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Scott Brown / Now Is the Time (Hixxy & Trixxy Remix)

Scott Brown – Now Is the Time (Hixxy & Trixxy Remix) – YouTube

ハッピーハードコアに於ける能天気一直線な一大クラシック。
これを2000年代も終わりの頃に買えたという辺りからこの店のヤバさをお察し頂きたいところです。

【静岡】CORNERSHOP


コーナーショップ【CORNERSHOP】新品・中古レコード/CD/TAPE

ロック、ヒップホップテクノハウスなどバランス良く揃ったお店。
新譜もありますが中古盤の取り扱いが多く、特に印象的だったのはアシッドとかレイヴものが結構豊富だったこと。
国内アーティストの作品も多めで、知ってる名前をちらほら見かけたりもしましたね。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

Joy Orbison / Off Season

Off Season (Original Mix) by Joy Orbison on Beatport

めちゃめちゃ好きで一時期使いまくっていたブレイクス
ベースの鳴りがかなり深いので、そこを最大限に活かせるのもヴァイナルならではの強みですね。

【東京/神奈川/千葉/埼玉/大阪/愛知】ディスクユニオン


ディスクユニオン|レコード・CD・DVD・音楽ソフトの通販・買取

取り扱いジャンルはほぼこの世の音楽全て。
関東圏でヴァイナルを買うならまず真っ先に挙がる、言わずと知られたお店です。
新宿には現在5店舗を構えており、それぞれ特定のジャンルに特化した品揃えをしているので、その時の気分で方々にお世話になっております。
たまに1枚100円セールとかやっていたりするのもまた激熱。

色々なジャンルをここから買っているので、その中でもテクノに絞った際に印象的な作品についてはこちら。

Reinhard Voigt / How We Rock 2

How We Rock 2 (Original Mix) by Reinhard Voigt on Beatport

これぞドイツのテクノと言わんばかりの無骨な反復リフが堪らない曲。
TAKKYU ISHINO / IN THE BOXに収録されている曲で印象に残っていたのに手に入らないといった時期が暫く続いた後、この店で巡り合えた時は感動しました。

【東京】レコファン


レコファンはCD・レコード高額買取|中古CD・レコード・DVDを高価買取致します。

こちらもほぼこの世の音楽全てを取り扱っているレコードショップ。
ダンスミュージックに於いては入門的な作品が比較的手に入りやすい印象なので、DIGライフの取っ掛かりとしてはオススメのお店かもしれません。
こちらもたまにガレージセールとかやっているのでゴソッと買いに行くこともしばしば。
渋谷にあった頃は本当にお世話になりましたね。

この店でも色々買ってますが、よく行っていた渋谷店は国内アーティストの取り扱いが豊富だったので、それ繋がりで考えるとこちら。

Hitoshi Ohishi / Round Sell

Hitoshi Ohishi – Round Sell – YouTube

小気味良いクラップリズムとボイスサンプリングのテクノ
暗過ぎず、明る過ぎずの中道を行くナイストラック。

【愛知/岐阜/大阪】バナナレコード


バナナレコード | Banana Record

ロック、ヒップホップテクノなど。
とにかく状態が良いものが揃っていて、意外な掘り出し物と出会う率も高いので個人的に東京以外で特にお世話になっているお店です。
僕が名古屋という街が好きな理由の1つにこのお店の存在があるような気さえします。
大阪店は今年の07月にできたばっかりみたいなので早く行ってみたいですね。

直近でこの店に行った際、見つけてまだあったのかと驚いたのがこちら。

Killa Productions / Give It Up (Re-Edit)

Killa Productions – Give It Up ( Re-Edit ) – YouTube

当時ハードトライバルの最先端に届いていた曲。
今聴いてもウワモノがリズムしかないハードでタフな構成には痺れます。

【大阪/新潟/北海道】KINGKONG


KINGKONG

こちらもロック、ヒップホップテクノなど。
大阪の店舗はアメリカ村の中心にあり、店舗も広く存在感があるのでつい足が伸びます。
クラブミュージックに於いてレコード全盛期を思い出させてくれるような貴重なお店。

このお店で購入した印象的な作品についてはこちら。

DAVE ARMSTRONG / SOMETHIN’ LIKE DIS (DA’S FLOORFILLA MIX)

DAVE ARMSTRONG / SOMETHIN’ LIKE DIS (DA’S FLOORFILLA MIX) – YouTube

フィルターを駆使したカッティングギターとグルーヴ感のあるベースがファンキーなディスコテクノ
めちゃめちゃ気に入っている上に未だに配信もされないので、まさしく一期一会でした。
これも一生好きな曲。

まとめ

以上、2022年国内レコードショップ特集をお送りしました。
配信がメインの時代とはいえ、ヴァイナルで持っていたい、ヴァイナルでしかリリースされていない作品は未だにあるので、こうしたお店は残っていて欲しいものです。
レコードショップで目当ての作品と出会えた時の高揚感は他では味わえないものがあるので、是非お近くのお店に足を運んでみてください。

そんなわけで今回はここまで。

次週08月23日は774Muzikさんが担当します。
では。

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