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新作ハードハウス特集 (2021年05月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/05/13

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

次回Hardonizeは06月19日に開催を予定しております。
事前登録が必須となっておりますので、ご来場をお考えの方はパスマーケットより申請をお願い致します。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date
2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV
DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

■Guest DJ
ASIN (TTYMF)
Bishamon (MANTLE)

そしてなんと別件で今週末に現場での出演がございます。
毎度お世話になっているテクノパーティー秋葉原重工の番外編にお招き頂きました。
今まで特典のMIXを担当したことはありましたが、パーティーとしての参加は今回が初なので、ようやく叶ったというか何というか。

2021/05/15 (Sat.) 20:00 - 28:00 秋葉原重工 - Akihabara... - 秋葉原重工 - Akihabara Heavy Industry Inc.

2021/05/15 (Sat.) 20:00 – 28:00
秋葉原重工 – Akihabara Heavy Industry Inc. r05 #1 @ dazzbar & COA (Shizuoka)

■Entrance:
Door 2500 JPY

■Guest DJ:
HIROSHI WATANABE
TAKAMI

番外編ということで開催場所は静岡です。静岡重工。
同市内にあり、共に県内、県外問わず大勢の人から支持されている2つのクラブ、dazzbarCOAで同時開催されます。
ちなみに両者間は徒歩5分ほどの距離です。
ゲストのHIROSHI WATANABEさん、TAKAMIさん含む東京の面々と静岡テクノシーンを担うプレイヤーとのコラボレーションとなっておりますので近隣の方は何卒。

あと重要情報として、僕はカレーも作ります。
色々合ってこうなりました。
むしろそっちの方が緊張気味だったりします。

【今回のお題】

さて、昨年から自分の回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっておりました。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ハードハウス

です。

特別連載に於いては5回目に取り上げたハウストランスの要素を持ち合わせたハイブリッドなハードダンスのスタイルです。

2020年中は04月12月にそれぞれピックアップしており、改めて直近のトラックについてご紹介していきたいと思います。
全体的な傾向としてはフーバーやレイヴスタブなどを用いたハードエナジー寄りの攻撃的なスタイルと、ユーフォリックなシンセとエモーショナルなメロディ、ボーカルをフィーチャーしたトランス寄りのスタイルの2つがハードハウスのリリースの大多数を占めておりますが、
中にはテクノベースラインといった音楽の要素が垣間見えるメインストリームと異なるアプローチのトラックなんてのも出ております。
自分としてはそちらの方が好みであり、且つなかなか探しづらい部分でもあると思うので、今回もそういったものに光を当てていきたいと思います。

早速ですが新作ハードハウス紹介いってみましょう。

【曲紹介】

Untidy Dubs / Funky Groove (Sorley Remix)

Funky Groove (Sorley Remix) by Untidy Dubs, Sorley on Beatport

イギリスのプロデューサーSorleyによるハードハウス
ハードハウスを代表するレーベルTidy Traxのサブレーベル、Untidyからのリリースです。
テンポもそこまで早くなく、フレーズの主張が激しいベースラインが際立った黎明期を彷彿とさせるスタイル。
原曲共々使われているボーカルはテクノハウスで度々耳にするサンプリングで、Gary Toms Empire / Feel That Funky Grooveが元ネタです。
それもあってテクノハウスとの相性が良さそうな土臭めトラック。

Hugo Perez / The Roller

The Roller (Original Mix) by Hugo Perez on Beatport

Hugo Perezによるハードハウス
ハードハウス含むハードダンス総合商社、Traffic Recordsからのリリース。
その中でもこの曲はテクノに程近いショートタームのループリフを取り入れたもの。
シリアス過ぎず、煌びやか過ぎずという絶妙な塩梅なのでハードグルーヴテックダンス辺りとのクロスオーバーに使えそうな仕上がりです。

同じTraffic Recordsからもう1つ興味深い作品が出ていたので合わせてご紹介します。

Acid Kidd / Injection Part One

Injection Part One (Original Mix) by Acid Kidd on Beatport

Acid Kiddによるハードハウス
ほぼ全編に渡ってアシッドシンセが使われたちょっと珍しい感じのトラック。
なのでハードアシッドとの相性は言わずもがな。
4分半とタイトに纏まったシーケンスに結構展開が詰め込まれているので、これも各ジャンルとの架け橋に向いています。

Kid Dynamo / Tradesman

Tradesman (Original Mix) by Kid Dynamo on Beatport

イギリスのプロデューサーKid Dynamoによるハードハウス
こちらもこの音楽を代表するレーベルVicious Circle Recordingsからリリースされたものになります。
フーバーやアシッドシンセを駆使したアグレッシヴなトラックが目立つレーベルですが、珍しく完全裏打ちの跳ね系ベースものが出てきました。
レトロなリフもインパクト強め。

The Infamous, Skimm / Buck Up

Buck Up (Original Mix) by The Infamous, Skimm on Beatport

シンガポールのプロデューサーThe Infamousとミャンマーのプロデューサーベースライン
この連載で東南アジアのアーティストを取り上げるの結構珍しい気がします。

というのも、この曲はハードハウスの流れを汲む過程で作られたものではなく、EDMダブステップ出現以降の近年に於いてそれらのサウンドを駆使して作られたBPM140~160辺りを中心とする4つ打ちダンスミュージックとして急速に発展していったスタイルに含まれます。
ちなみにそのスタイルはスピードハウスとして定着しているようで、いつの間にかbeatportにもサブジャンルカテゴリとして登録されていました。
この音楽を作っているアーティストとしてはALRTHaus of Pandaなんかが有名で、この曲がリリースされたレーベルSpeed House MovementHaus of Pandaが設立したスピードハウス専門のレーベルです。

とはいえ、音の構成やテンポ帯はハードハウスにかなり近いので、特にバウンシーなトラックが好みであれば是非触れてもらいたい音楽です。
EDM譲りのタイトな尺の中に詰め込まれた展開やフィルの細かさなんかは遊び心があって面白いと思うので。

Mura / Check It (Elliot Adamson ‘Turbo’ Remix)

Check It (Elliot Adamson ‘Turbo’ Remix) by Mura (Br) on Beatport

ブラジルのプロデューサーMuraのトラックをイギリスのプロデューサーElliot Adamsonがリミックスしたテクノ
これまたかなり虚を突く感じのトラック。
黎明期のテクノともハードハウスともとれるラフなビートに声ネタのループとシンプルなリフ。
よく聴くとうっすらアーメンブレイクが乗ってたりしてジャンル不定の様相がかなり強いです。
使いこなすには工夫が必要っぽいですが、変ミュージック好きには堪らない逸品。

これがリリースされているTRICKというレーベルは総じてこんな感じのようです。
以下の曲も同所から出たもの。

Justin Jay / Wassup

Wassup (Original Mix) by Justin Jay on Beatport

アメリカのプロデューサーJustin Jayによるハードハウス
ビックリするぐらい黎明期感丸出し。
シカゴハウスを彷彿とさせる強烈な縦乗りグルーヴとこちらもメチャクチャシンプルなリフの連続です。
頭空っぽにして踊れる曲。

JLF, Digital Mafia / Doin’ That (Energy)

Doin’ That (Energy) (Original Mix) by JLF, Digital Mafia on Beatport

イギリスのプロデューサーDigital MafiaJLFによるハードハウス
本連載に於いて度々紹介しているファンキーなハードハウスの名手、Digital Mafiaが遂に総本山Tidy Traxにジョインしたとあって、いちファンとして嬉しいリリースでもあります。
過去のリリースで培ってきたバウンシーなビートはそのままに、厚みのあるメインパートの構成なんかは聴き応えと牽引力十分。
ここ1番で機能しそうなトラック。

Rick James / Widda Riddim

Widda Riddim (Original Mix) by Rick James on Beatport

イギリスのプロデューサーRick Jamesによるハードハウス
こちらもファンキーなスタイルのトラック。
オルガンライクなベースにハイハットとレイヴの臭気感じるリフの組み合わせはまさしく好きなハードハウスという感じです。
ピークタイムチューンとして是非。

Tuff Twins / James Brown Is Dead

James Brown Is Dead (Original Mix) by Tuff Twins on Beatport

イギリスのレジェンドプロデューサー同士、Porl YoungMicky ModelleのユニットTuff Twinsによるハードハウス
元はといえば1999年~2000年にかけて活動していたユニットで、その後はイギリスの最大手ダンスミュージックレーベルClublandにてそれぞれホストを務めるなど輝かしいキャリアを持つ2人ですが、この度なんと20年振りの再結成。
一体どんなトラックを引っ提げてきたのかと思ったら2021年にも死ぬわけです、ジャームス・ブラウンが。
(言うまでもない元ネタです。)
それも活動実績20年という重みを全く感じさせないIQマイナス値のドンクベースが鳴り響いているから余計にこう・・・ね。
なんでベテランが揃ってこうなってしまうのか理解に苦しむリリース。

ちなみに本作の2曲目もなかなかのもんです。

Tuff Twins / Renegade Rewind

Renegade Rewind (Original Mix) by Tuff Twins on Beatport

一聴して分かるA.D.O.R. / One for the TroubleもといWildchild / Renegade Masterネタ。
こちらもピッチシフトを用いたリフがこう・・・ね。

などなどひっくるめ、今回の最大問題作としてオチにご紹介しました。
勿論全力推しです。

まとめ

以上、ハードハウスにスポットを当ててお送りしました。
本流のハードハウスも勿論好きですが、こういったジャンル間のスキマを縫っていくトラックは発見があってより面白いなと思います。
加えてブートレグが出た時の面白さも一入なので、今後とも注視していきたい音楽の1つですね。

そんなワケで今回はここまで。

次週05月18日は774Muzikさんが担当します。
では。

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【特集】『M3-2021春』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/04/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

【告知】

予てよりお伝えの通り、次回Hardonizeが06月19日に行われます。
世間的な都合により、開催時間が14時からと1時間早く設定されておりますのでお間違えの無いようにお願い致します。

2021/06/19(sat) Hardonize #38 at sabaco music&cafe

■Date

2021/06/19(Sat) 14:00-20:00

■DOOR/ADV

DOOR: 2,000yen (with 1drink ticket)

そして前回もお伝えしましたが事前登録が必須となっておりますので、ご来場をお考えの方は以下のURLより申請をお願い致します。

Hardonize #38 in東京 – パスマーケット

世間的にはゴールデンウィークが始まった・・・にもかかわらず非常事態宣言の真っ只中ということでイマイチテンションの上がらない感じではありますが、現段階では06月のHardonizeは開催の方向で進んでおります。
こんな時は願掛けも兼ねて東京麺珍亭本舗に行くしかない。
ということで本日のお昼ご飯です。

んまい。
あ、そうでした。


丼手に入れました。

【今回のお題】

さて、先週末は同人音楽即売会M3でした。
この時期の恒例行事とも言える催しなので今回も足を運びましたよ。
しかし世間的な事情から閉会時間が早まったのを把握しないまま向かったため、劇的に少ない釣果となってしまいました。
自分はこの即売会に17年前から通っているのですが、過去イチで少なかったのではないかと思います。
大失態と言っても過言ではない。



一応釣果はこんな感じ。
過去の作品レビューと比べるとその少なさが一目瞭然です。悔しい。

ただ一部のサークルについてはbandcampBOOTHなどで配信販売を開始しているので、今回の買い逃しについてチマチマ補填を試みております。
こういう状況下になっていることは不運ですが、一方でこうした流通サービスが充実しているのは本当にありがたいことですね。

弾数に物足りなさはあるとはいえ、それでも手に入れた作品はどれも素晴らしいものでしたので、今回もその中から一部を紹介していきたいと思います。
当連載に於いて9回目となるM3特集です。

前回M3-2020秋特集はこちら。

【特集】『M3-2020秋』同人テクノ:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/10/29

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

それより以前の特集はこちらになります。
2020春 / 2019秋 / 2019春 / 2018秋 / 2018春 / 2017秋 / 2017春

これまでと同様、表記順は『【アーティスト名】 / 【リリース名】 [【サークル(レーベル)名】]』でテクノ的オススメを挙げていきます。

それでは

『M3-2021春』で買った同人テクノ

いってみましょう。

【曲紹介】

Yebisu303 / Parallelsphere EP [秋葉原重工]

AHIEP14 – Parallelsphere EP by Akihabara Heavy Industry Inc. | Free Listening on SoundCloud

Hardonizeが常々お世話になっているレーベル、秋葉原重工の新作。
ハードウェアオンリーでテクノを演奏するクリエイターYebisu303さんをフィーチャーしたEP作品。

芯のある反復リズムに浮遊感のあるパッドシンセを組み合わせた曲が揃っています。
音の雰囲気的にはダンスフロアからリスニングまで機能しそうですが、これを全てハードウェア機材で作っているパフォーマンスはこの人ならではという感じもあるので総合すると現場向き。
4つ打ち一辺倒かと思えばそうじゃなかったりするあたりも個人的な面白ポイント。
またリミキサー陣として909stateさんやHIROSHI WATANABEさんなど国内テクノシーンの名手が参加しているあたりも秋葉原重工らしさのある作品。

個人的な好みはアシッドシンセのリフとその間を埋めるシンセのユニゾンがオールドスクールなテクノを彷彿とさせる3曲目、Thermosphere

公式サイト:https://www.ahiweb.info/
作品購入:Parallelsphere EP – 秋葉原重工 – BOOTH

アシッド田宮三四郎 / Chi・POP [アシッド田宮三四郎]


アシッド田宮三四郎 / Twitter

以前Hardonizeにもご出演頂いたDietraxさん率いるアシッドテクノプロジェクト、アシッド田宮三四郎の新作EP。
尚、こちらもハードウェアオンリーのライブチームです。

どの曲のどの箇所を聴いてもファンキーなアシッドリフで埋め尽くされているので、好事家諸氏は真っ先に手に取るべき作品。
とはいえ曲のテンポがテクノのスタンダードな帯域からやや遅めのものまでカバーされているので、リフの印象は曲によってかなり異なります。
尚、本作では『チープでポップ』というテーマで作られたもののようで、ドラムやシンセにあえてレトロな質感を残したトラックが目立つ印象。

個人的な好みは複数種類のアシッドシンセのリフが絡まり合った4曲目、BODY CHECK

作品購入:Chi・POP | ketchuparts

glitch / INTERNAL EXTERNAL [glitch@soundstudio]

[M3 2021春 I-12]INTERNAL EXTERNAL X-Fade Demo – YouTube

テクノからトランス、ドラムンベース、ハードコアといった幅広い曲を手掛けているglitchさんという方の新作。
本作は主にテクノに焦点を当てたとありましたが、前述の器用さが1つ1つのトラックにも表れており、ピュアテクノというよりは異ジャンルとの混合型といった感じです。

個人的な好みはエモーショナルなパッドとやっぱりアシッドシンセがトランスを想起させる1曲目、over the heaven
昔のFrogman Recordsの音に近いなと思ったりもしました。

余談ですが、現行のメインストリームテクノインダストリアルを牽引しているドイツ在住の日本人アーティスト、Ayako Moriのトラックのリミックスコンテストに参加した曲がSoundcloudに上がっており、ハードテクノに接近している感じでかなり好みでしたので合わせて掲載しておきます。

Ayako Mori / Gegen Dungeon (glitch’s remix)

Ayako Mori – Gegen Dungeon (glitch’s remix) by glitch_electro | Glitch Electro | Free Listening on SoundCloud

公式サイト:https://www.glitchss.com/
作品購入:INTERNAL EXTERNAL – glitch@SoundStudio – BOOTH

ancou / Odradek [旅音]

ODRADEK sample by ancou | Free Listening on SoundCloud

ここ3回ほどのM3特集回で取り上げている環境音楽×電子音楽を軸としたサークル旅音より、ancouさんの新作。
すっかりお気に入りのサークルです。

ハードテクノではないんですが、奇想天外なフレーズやサウンドをテクノに落とし込んでいるところに珍しさがあります。
今作もアシッドシンセあり、ボーカロイドあり、自然音あり、強烈によれたビートありと各曲に仕掛けが散りばめられており、聴いてて面白かったですね。
ちなみにこの作品はフランツ・カフカの短編をイメージして作られたもので、タイトルの『オドラデク』もここから来ています。
青空文庫から閲覧可能なので、合わせて是非。

個人的な好みは初音ミクの反復ボイスとアシッドシンセ、それにテンポに対して倍速のドラムパターンが特徴的な7曲目、Pun Pun Pun
尚自分が調べた限りでは現在購入できる手段がまだ整っていないようなのですが、BOOTH内にサークルページは存在するので、いずれ取り扱いが始まるのを待ちましょう。

公式サイト:https://www.tabion.net/
M3用サイト:https://tabionm3.tumblr.com/

V.A. / New Invoke Vol.5 [CYCLIK CONTROL]

New Invoke Vol.5 (Preview) by CYCLIK CONTROL | Free Listening on SoundCloud

最後に紹介するのは前々回の担当回で紹介したベースラインという音楽に焦点を当てたコンピレーション作品です。
ハードコアを主軸にベースライン、サイケデリックトランスまで幅広く手掛けているDustvoxxさん主宰のCYCLIK CONTROLによる新譜。

国内ベテラン、若手アーティストは元より、海外からもJAKAZiDSample JunkieSamurai Breaksなど数々の腕利きが参加しているなど、同人音楽の枠組みを軽く超えるラインナップとなっています。
この種の音楽の基本のテンポであるBPM140から速いものまでひとしきり揃っており、そのどれもが笑ってしまう程に珍妙なフレーズのベースを擁しているのでとにかく楽しい。
タイトル通りシリーズもので過去にも4作品同系統のコンピレーションがリリースされておりますが、国産ベースラインコンピとしては大いに信頼の置けるタイトルとなっておりますので、未所持の方は合わせて是非。

個人的な好みは下品なレイヴスタブとアーメンブレイクのフィルの後、太いベースが反復するNizikawaさん(新婚!)の2曲目、Medalodon

公式サイト:https://cyclik.jp/
M3用サイト:New Invoke Vol.5 | Dustvoxx

まとめ

以上、『M3-2021春』で買った同人テクノにスポットを当ててお送りしました。
前述の通り紹介枚数が少ないのが悔やまれますが、こうして作品がリリースされている限りは注目していきたいと思っております。
今まで知らなかった音楽、アーティストを容易に見つけることができる機会としても非常に意義のあるものですし、今回のように開催形態に制限がかかったりその形が変わったりしても、どうにか続いていって欲しいと願うのはパーティーと一緒ですね。

そんなワケで今回はここまで。

次週05月04日は774Muzikさんが担当します。
では。

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