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【特集】曲名に『チョコレート』が入ったトラック:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/02/18

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

近況報告。

所用で町田まで行ってきました。
平日なのに自転車で。
だいたい35kmくらい。
渋谷から国道246号をひたすら南下するルートを採択したのですが、横浜市の坂の多さを改めて噛み締めました。
ちょっと甘く見ていたフシは否めません。楽しかったけど。

そもそも東京都から東京都に行くのに神奈川県を経由するということにずっと違和感がありました。
やはり町田は神奈(以下検閲)

【告知】

予てよりご報告の通り、今週末20日の14時からHardonize #37.5をオンラインで開催致します。

ゲストはASINさんとBishamonさんの2名。
国内シュランツシーンの代表とテクノ~ハードコア間の架け橋役ということで、冷徹且つ強烈なハードテクノをお送りする回となりそうです。
その一方で昨今行われている配信という場に於いてはあまり見かけない両者でもあるので、そこを意識したプレイとなるのかどうかという辺りも注目です。
是非お楽しみください。

配信なので無料でお聴き頂けますが、もし余裕がございましたら茶箱へのドネーションをお願いします。

コロナウイルス感染症によるお店の運営ご支援のお願い | 音楽喫茶 茶箱 sabaco music&cafe

Hardonize #37.5当日は配信場所となるTwitch上でも受け付けますので何卒。

【今回のお題】

さて、昨年から自分の回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていく形式となっておりました。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

概ね今年もこれに沿ってお送りしていきたいと思っておりますが、今回は番外編としてタイトルにチョコレートが入っているテクノでピックアップしていきます。
お察しの通り先日02月14日がそんな日だったワケでして、ふと『チョコレートを名前に冠した曲ってどれくらいあるのか。』と気になってしまいまして。
こんなことを気にする時点でこの日に縁のない人生を歩んできたことがモロバレの思考回路ですが、結論から言うと思ったよりあったということになりましたのでその中から抜粋してお送りしていきます。
リリースされた時代とかジャンルも結構バラバラなので、昨今のリリースにはないテクノの雰囲気みたいなものも感じ取れるのではないかと思っております。

それでは、タイトルにチョコレートが入っているテクノ特集いってみましょう。

【曲紹介】

Michael Wenz / Jupiter Chocolates

Jupiter Chocolates (Original Mix) by Michael Wenz on Beatport

アメリカのプロデューサーMichael Wenzによるテクノ
スペーシーなリフと一定のパーカッションリズムが特徴的。
一般的なテクノのスタイルが変容する過渡期に当たる作品とあって若干のレトロな雰囲気を残しつつ、現代に通じる要素も含んだ中性的なトラック。
テンポも140手前という丁度良さ。

Andrei Morant / Chocolate City Dub

Andrei Morant – Chocolate City Dub – YouTube

アメリカのプロデューサーAndrei Morantによるハードミニマル
2拍4拍に重心を置いたラフで硬いリズムとベースが延々反復する曲。
バウンシーなグルーヴがシカゴハウスを彷彿とさせるので、治安悪めなテイストが好きならもってこいな感じ。

DJ Rush / Get Up (Hot Chocolate)

Get Up (Hot Chocolate) (Original Mix) by DJ Rush on Beatport

アメリカのプロデューサーDJ Rushによるハードミニマル
言わずと知れた素っ頓狂なリズムとボイスで今尚シーンを引っ掻き回しているテクノの名手ですが、その『らしさ』が存分に表れている1曲。
ちなみにテクノアンセムとして名高いGet On Upと名前が似ていますが、全く別物。
(久々にこのPV見ましたけど、頭の飾り物のセンスがマジで謎。)

強烈に後ろに重心の置かれたリズムがインパクト大。
しかもこのまま何の飾りっ気もなく最後まで延々続くので使いどころが本当に分からない。
しかも何が変ってリリースが2009年と、現在に通じるテクノのフォーマットがある程度固まってきた時にリリースされていること。
斬新過ぎて誰もついていけなかった例。

David Moleon / Chocolate

David Moleon – Chocolate (Circus Techno — CR1 Track A1) – YouTube

スペインのプロデューサーDavid Moleonによるハードグルーヴ
当ジャンルの黎明期と言える時期にリリースされた作品。
手数の多いパーカッションリズムとドライブ感のあるベースはこの頃からバッチリ健在です。
派手なウワモノはなくループ主体の構成になっている辺りから、まだハードミニマルの変形くらいの立ち位置だったのが読み取れる曲。
しかし速いなこの頃のテクノ。

Chris Liberator & Guy McAffer / Chocolate 497 (max side)

Chris Liberator & Guy mcaffer – Chocolate 497 (max side) – YouTube

イギリスの大御所プロデューサー同士Chris LiberatorGuy McAfferによるハードアシッド
地を這うアシッドシンセのループと存在感のある裏打ちのベースが独特なグルーヴを形成している曲。
ロングブレイクを挟むシーケンスになっているので同時期のトランス、ハードダンスなんかにも受け渡しできそうです。

ついでに同界隈からもう1つご紹介。

Aaron Liberator, Geezer / Chocolate Nasty

Chocolate Nasty (Original Mix) by Aaron Liberator, Geezer on Beatport

こちらは前出のGuy McAfferと、同じくイギリスのレジェンドプロデューサーAaron Liberatorによるハードアシッド
よりアシッドシンセの攻め気が前面に押し出された曲。
ハードハウス、ハードエナジーに通じるシンセもそれに拍車をかけるかのような存在感があります。

ちなみに今回の特集を組むに当たって真っ先に思いついたのがこの曲でした。
ヴァイナルで持っているもので。

Sonic Animation / Chocolate Mousse

Sonic Animation – Chocolate Mousse (AZWAN018) – YouTube

カナダのプロデューサーユニットSonic Animationによるテクノ
グルーヴはハウス、リズムはテクノ、ウワモノはトランスというバリアレックなサウンド。
とはいえリリースが1996年なので、まだ各ジャンルが混然一体となっている時期の作品と考えると納得の出来です。
いつの時代も実験的な作品は面白い音を起用してくるので、新しい発見があって好きです。

Code Icarus / Chocolate Eggplant

Chocolate Eggplant (Original Mix) by Code Icarus on Beatport

クロアチアのプロデューサーCode Icarusによるテックトランス
やや硬いリズムに煌びやかなシンセの音、そしてループ重視の構成という辺りがこのジャンルのお手本通り。
テクノとして使うなら終盤、トランスとして使うなら中盤くらいの位置になりそうですが、いずれにしても出音が明瞭ということもあって使いやすそうという印象を受けますね。

まとめ

以上、タイトルにチョコレートが入っているテクノ特集をお送りしました。
実際調べるまでは数曲思いつくだけでそんなに出ているイメージは無かったのですが、割とちゃんとハードなテクノがあるんだなと思った次第です。
今回は取り上げませんでしたが、昨今のメインストリーム界隈に於いても名門DrumcodeからChocolateという曲が出ていたり、トライバルテクノの雄Boriqua TribezChocolate Fonkという曲をリリースしていたりという発見もありました。
こういう風変わりなDIGり方をすると思いがけずナイスミュージックと出会えたりするので、是非他のワードでもお試しください。
機会があればこちらでもまたこういったテーマでお送りさせて頂きます。

ところで今回のオチですが、チョコレートはある薬物の隠語として使われているワードでもあります。
道理で硬くてドラッギーなトラックが散見されるワケだと腑に落ちました。

といった辺りで今回はここまで。
明後日のHardonize #37.5をよろしくお願い致します。

次週02月23日は774Muzikさんが担当します。
では。

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【特集】フリーダウンロード2020 (後編):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2021/02/04

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりに担当致します。

近況報告。

昨年秋に静岡を共にしたナイスガイたちがこぞってウチにカレーを作りに来るという素敵イベントが開催されました。

んまかったです。

だいたい調理時間4時間、食事時間2時間で1枠のパーティーになりそうという経験則を得たので今後に活かしたいと思います。
またやりましょうね。

再来週末20日の14時からHardonize #37.5をオンラインで開催致します。

ゲストはASINさんとBishamonさんの2名体制。
共にハードコア仕込みの鍛え抜かれた硬質テクノ~ハードテクノが披露されると思われますので今から足腰の筋肉の増強、良質なヘッドホンやスピーカーの導入、そして全国各地の良酒DIGなど相応の準備をオススメします。
僕とSangoさんの郷土である長野の日本酒とか美味でございますので蕎麦と一緒に是非。

尚、我らの拠点となっている茶箱からつい先日このような記事が上がっておりました。

コロナウイルス感染症によるお店の運営ご支援のお願い | 音楽喫茶 茶箱 sabaco music&cafe

余裕がありましたら是非寄付のご一考の程、よろしくお願いします。
Hardonize #37.5当日は茶箱へのドネーションも行いますので、お気持ちだけでもご用意頂けますと嬉しいです。

さて、前回のおさらい。
年明けて初の担当回ということでフリーダウンロード特集を執り行いました。
既にご覧頂けたでしょうか?

この時はメインストリームテクノ、ダークテクノ、ハードミニマル~シュランツといったストイックでハードな音にスポットを当てました。
図らずもHardonize #37.5で主に流れそうなのは前回取り上げた方ですね。

しかし、ハードテクノの中にはこういった音楽以外も含まれております。
特別連載:ハードテクノとは何か?で述べたようにファンキーでアップリフティングなハードテクノもそれはそれで1つのシーンを形成しており、当Hardonizeに於いても連載の中で度々紹介しているスタイルの音楽たちです。

今回焦点を当てるのはそんなハードテクノの明るい側面、サブジャンルで言うところの

・ハードグルーヴ&ハードアシッド&テックトランス

から2020年中に公開されたフリーダウンロードトラックを紹介していきます。
量としては10曲少々。
前編と合わせると1回分のプレイはカバーできるくらいになっておりますので、これらと20日に配信するHardonize #37.5がハードテクノへの足掛かりとなれば光栄です。

ちなみに前回も書きましたが、年明けのフリーダウンロード特集は今回で3年目となっておりますので、過去2年で公開した回につきましては本記事の最後にリンクを載せておきます。
欲張りな方は是非そちらも参考にしてみてください。

それでは、令和2度目のフリーダウンロードハードテクノ特集 (後編)いってみましょう。

【ハードグルーヴ編】

Faithless / Insomnia (DJ Gumja Rework)

Faithless – Insomnia (DJ Gumja Rework) FREE DOWNLOAD by DJ Gumja | Free Listening on SoundCloud

スロベニアのプロデューサーDJ Gumjaによるハードグルーヴ
原曲は1995年にリリースされたハウス~トランスの大クラシック。
大ネタにしてはショートスパンのループを軸にした割と控えめのアレンジとなっているので、序盤に使うのも全然アリな感じがします。

— / D-CLASH AND ROAD TO RIO (RAUL MEZCOLANZA MIX)

(Free Download) D-CLASH _ ROAD TO RIO_(RAUL MEZCOLANZA EDIT) by Raul Mezcolanza | Free Listening on SoundCloud

スペインのプロデューサーRaul Mezcolanzaによるハードグルーヴ
現在はメインストリームテクノのフィールドで大手レーベルからリリースを飛ばしておりますが、10年前は肉厚なハードグルーヴでシーンを引っ張っていた重要アーティストの1人でした。
そのRaul Mezcolanzaがえらい久し振りにハードグルーヴを、しかもフリーダウンロードで公開したというのがコチラです。
Bryan Zentz / D-ClashSantos Rodriguez / Road To Rio (B2)という黎明期ハードグルーヴトラック2曲をマッシュアップ、その上でかつてのRaul Mezcolanza節全開のゴリゴリなリズムが加えられた贅沢なもの。
おそらく昔に作られた未公開作品が放出された感じなんだと思いますが、今聴いても存在感のあるリズムなのでたまにはカムバックして欲しいですね。

Tomaz Vs Filterheadz / Sunshine (Omega Drive Bootleg Remix)

Tomaz Vs Filterheadz – Sunshine (Omega Drive Bootleg Remix)FREE DOWNLOAD by Omega Drive (Official) | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーOmega Driveによるハードグルーヴ
現行でハードグルーヴを追求している人にとっては避けて通れない第一人者であり、今尚かなりのハイペースでリリースを重ねているアーティスト。
稀にこうやってブートレグを公開する時があるのですが、2020年は強烈でした。
白羽の矢が立ったのは2002年にCarl Coxのお膝元、Intec RecordsからリリースされたTomaz, Filterheadz / Sunshine
プログレッシヴであり、トライバルであり、ハードという新機軸なテクノはジャンルの垣根を超えて支持を集めたもので、我々レジデント4人ともこの曲が大好き。
でもってOmega Driveのトラックも当然好き・・・なのでこのリリースには心底震えました。
原曲のプログレッシヴ、トライバル、ハードの要素は据え置き、そこに毅然としたハードグルーヴのドライヴ感が加わった前のめりなアレンジ。
全力推薦曲です。

もう1つヤバかったのがコチラ。
Devilfish / Man Aliveという
Inner City / Good LifeGrooveyard / Watch Me Now足して割らない曲というのがあるのですが、それをハードグルーヴにアレンジしたものが同じ時期に公開されてました。
こちらもネタ元のインパクトに加え、かなり急こう配な前のめりグルーヴを持ち合わせているので共にお持ち帰り推奨です。

Devilfish / Man Alive (Omega Drive Bootleg Remix)

Devilfish – Man Alive (Omega Drive Bootleg Remix) FREE DOWNLOAD by Omega Drive (Official) | Free Listening on SoundCloud

Marusha / Raveland (Andy BSK 2021 Remix)

Marusha – Raveland (Andy BSK 2021 Remix) FREE DOWNLOAD!!! by Andy BSK | Free Listening on SoundCloud

ドイツのプロデューサーAndy BSKによるハードグルーヴ
ネタ元は1994年にリリースされたジャーマンレイヴの大クラシック。
ちなみにAndy BSKは2013年にも同じ曲をアレンジしたブートレグを公開していたのですが、何故か2作目が登場。
前回に比べるとサンプリングされたリフを強調したアレンジとなっており、より引き締まった印象を受けます。
とはいえ疾走感のあるリズムは健在なのでここ1番の盛り上がりで使いたくなる仕上がり。

The Chemical Brothers vs Jason Bourne / Star Guitar (DJ ATT Crazy Mashup)

[CM117] Star Guitar (DJ ATT Crazy Mashup) by dj_att | Dj Att | Free Listening on SoundCloud

自称Copyrightの護り手、過去にHardonizeにもご出演頂いた大先輩DJ ATTさんによるハードグルーヴ
コンスタントに自身のSoundcloudアカウントでマッシュアップを公開しているので、ご存じない方がいらっしゃいましたらこの機会に是非。
どれもこれもカロリーが高いものばかりですが、直近で特にと思ったのがこれ。
どうやって作ったのか分からない映像でお馴染み、The Chemical Brothers / Star Guitarを丸々使い倒した危険極まりないシロモノ。
ちなみにバックトラックとして使われているJason Bourne / Ultimatumもせり上がるベースラインと小気味良い金物リズムが共存する好みの曲だったりするのですが、これを聴いて『Star Guitarとイケる!』とは全く思わなかったですね。

【ハードアシッド編】

Egotik / Estado de alarma

Estado de alarma (FREE DL) by Egotik | Free Listening on SoundCloud

スペインのプロデューサーEgotikによるハードアシッド
ローファイなキックに重心を置いた圧の強いリズムにレイヴィーなシンセがライドオン。
ブレイク以降はアシッドシンセも加わる妖艶さも見せるものの、ハードミニマルの流れでもバッチリ使える優等生トラック。

Loki / Acid Rumble

Loki – Acid Rumble [Free DL] by Loki | Free Listening on SoundCloud

フランスのプロデューサーLokiによるハードアシッド
開始即アシッドというロケットスタートっぷりを発揮。
速いテンポの展開に合わせてパラメータを変え、色々な音色で展開されるアシッドシンセは古くから伝わるこの音楽の醍醐味の1つ。

smu / It’s Acid Morty!

It’s Acid Morty! (Free DL) by smu | Free Listening on SoundCloud

アイルランドのプロデューサーsmuによるハードアシッド
潔い裏打ちのベースラインにアシッドシンセという取り合わせが兎に角ファンキー。
中盤はレイヴオルガンのリフも炸裂するので、否応なしに高揚感を煽ってきます。
ハードハウスとも相性が良さそう。

TIK TOK / HAVVA LINE

TIK TOK – HAVVA LINE (FREE DOWNLOAD) by TiK ToK / EKTIK (JJTaylor) | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーJamie Taylor a.k.a. TIK TOKによるハードアシッド
このジャンルに於ける暴れん坊という印象のあるアーティストですが、たまにこうしてフリーダウンロード楽曲を公開しており、それも総じてクオリティが高いので見逃せません。
こちらも完全裏打ちのベースによるリズム構成となっておりますが、アシッドを始めとするシンセの層がまぁ厚い厚い。
ブレイクではフーバーも加わり、ハードダンスばりのド派手な豪華なサウンドが鳴っております。
ピークタイムで聴きたい曲の1つ。

【テックトランス編】

G8 / Boom & I Knock Them Out (Greg Downey Rework)

G8 – Boom & I Knock Them Out (Greg Downey Rework) FREE DOWNLOAD by Greg Downey | Free Listening on SoundCloud

イギリスのプロデューサーGreg Downeyによるテックトランス
とはいえ原曲がハードグルーヴなので、その質感もバッチリ活かしたリミックスとなっております。
先鋭化されたキックとシャキシャキなハイハットの取り合わせが気持ち良い。
展開もシンプルなので、どの場面でも普通に使えるトラック。

Tomaz vs. Filterheadz / Sunshine (Lucas Deyong Rework)

Tomaz vs. Filterheadz – Sunshine (Lucas Deyong Rework) [FREE DOWNLOAD] by Lucas Deyong Official | Free Listening on SoundCloud

ポーランドのプロデューサーLucas Deyongによるテックトランス
まさかのTomaz, Filterheadz / Sunshineネタ2発目。
シーケンスはトランスを踏襲していながら臓腑にズッシリくる重いビートが最大の特徴。
4分ちょいというタイトに纏められた尺もここ1番のインパクト重視で使う分には大変ありがたかったりします。

Kamui / Drop Shot (Felix R Remix)

Kamui – Drop Shot (Felix R Remix) [FREE DOWNLOAD] by Felix R | Free Listening on SoundCloud

オーストラリアのプロデューサーFelix Rによるテックトランス
エレクトロベースに手数の多いリズム、ブレイクビートを含むロングブレイクのある構成など王道を行く感じのトラック。
テックトランスに目を向けるようになってから知ったアーティストですが、昨年はハードグルーヴ系レーベルからのリリースがあったり、なにかと目を離せない存在になった感があります。

ちなみにSoundcloudには他にもハードダンス~テックトランス系のフリーダウンロード楽曲を公開しており、中でもこれはクロスオーバーを生業にする者として特に取り上げたいものでした。
一時期テックダンスシーンでちらほら見かけた(※)ドラムンベースにシフトしてから元に戻るタイプのハードダンス。
こういったギラついたシンセのドラムンベースも最近珍しいと思うので、面白楽曲として是非。
(※これとかこれとか。)

Ryan K / Solenoid (Felix R Remix)

Ryan K – Solenoid (Felix R Remix) [FREE DOWNLOAD] by Felix R | Free Listening on SoundCloud

Julian Muller / Eternity

Julian Muller – Eternity (FREE DL) by Julian Muller | Free Listening on SoundCloud

ベルギーのプロデューサーJulian Mullerによるテックトランス
ロングスケールで響くパッドが美しいユーフォリックチューン。
じわじわとフェードインしてくるシンセがブレイクを経てヴォーカルサンプルと共にメインリフへと雪崩れ込む展開に、ダイレクトに感情が揺さぶられます。
意外にリズムの手数が多いので速めのテクノの流れからでも持って行ける機能性もあり、今回の〆に丁度良いのではと思いました。

まとめ

以上、2020年フリーダウンロード特集 (後編)をお送りしました。
思った通り前編同様の10曲超えというボリュームでお届けしました。
良いトラックがいっぱいあるのは良いこと。
むしろ紹介し足りないくらいですので、折を見てまた特集は行っていきたいところです。

上でも述べましたが、流石にSunshineネタが2連発で出てきたのはどうかしてるぜ2020年という思いでした。
しかしこうして古い名曲たちに触れる切欠になるというのも、こういったブートレグの存在意義だと思うワケです。
古きからも新しきからも学ぶべきところはいっぱいあるので、これらの楽曲群がその導きになれれば幸いです。

といった辺りで2020年フリーダウンロード特集はここまで。
前編と合わせてお付き合い頂いた方々、ありがとうございました。

次週02月09日は774Muzikさんが担当します。
では。

【過去のフリーダウンロード特集】

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