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新作ディスコ特集 (2020年07月版):今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/07/23

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

4連休でございます。
某国際的スポーツ大会もなくなり、タダの4連休。
なんか雨も土砂降りだしで本当にテンションの上がらない連休となっております。
こんな日常に慣れるのも嫌だなぁと思い、

カレーを作りました。
いつも通りでした。

さて、今年からワタクシの回はハードテクノのサブジャンルにテーマを絞り、その中のオススメ楽曲について取り上げていくものとなっております。

ハードテクノとはどういった音楽を指すのか知りたいと云う方がいらっしゃいましたら約半年に渡ってお送りしておりました特別連載ハードテクノとは何か?をご参照ください。

特別連載:ハードテクノとは何か? – 第1回:黎明期編


ハードテクノをサブジャンルごとに分類し、それぞれの生い立ちや代表曲などをまとめております。

今回取り上げるサブジャンルは

ディスコ

です。

特別連載に於いては番外編の3回目に取り上げたダンスミュージックの元祖とも言える音楽。
ダンスフロアという概念を生み出し、音楽を超えたカルチャーとして支持されており、ストリングスやブラスといったファンキーなサウンドは後年のテクノ、ハウスに多大な影響を与えました。

本来のディスコの全盛期としては1970年代となるためレガシー的な立ち位置ではあるものの、2010年代以降のヴェイパーウェイヴをはじめとするレトロに対する再評価というムーブメントによって、現在の若い世代からも注目を集めていたりします。
従って現行のクリエイターの年代層も他のジャンルと比べるとかなり広く、多様なトラックが日々生み出されている音楽です。

何分、定義が尋常じゃなく広く、全てを網羅しようとすると時間がいくらあっても足りなくなってしまうので特別連載時と同様、ハードテクノ目線で見たときに使えそうなトラックに焦点を絞ります。
新作ということでここ1~2ヵ月の間にリリースされたものをメインに扱いますが、何曲か今年初頭くらいのものも含まれます。
ナイストラックなのでご勘弁を。

では、新作ディスコ紹介いってみましょう。

Laroze / You Inspired Me

You Inspired Me (Original Mix) by Laroze on Beatport

フランスのプロデューサーLarozeによるディスコ。
ソウルフルなボーカルとグルーヴのあるベースライン、生音に主体を置いたリフも含めてファンクネスてんこ盛り。
ストレートなディスコものとして色々なシーンで活躍できそうな曲。

Yoyopcman Malefique’s / I Love Me More

I Love Me More (Original Mix) by Yoyopcman Malefique’s on Beatport

フランスのプロデューサーYoyopcman Malefique’sによるフィルターハウス。
収録作品がAnniversary (EP)と銘打たれているものの、11曲入りとEPサイズではない曲数。
そしてその全てがファンキーなリフと小気味良いリズムによって構成されたディスコ直系のハウスでして、EPまるごとオススメできる作品です。
強いて挙げるならアグレッシヴなフィルター使いを見せるこの曲が印象的。でも全部推したい。

Star Warriors / Keep On Moving (Club Mix)

Keep On Moving (Club Mix) by Star Warriors on Beatport

謎のファンクプロデューサーStar Warriorsによるハウス。
そもそもこれのリリース元となっているJaguar Recordsヒップホップ、R&B、グライムなどブラックミュージックを主な生業とするレーベルであり、何故この曲がここから出ているのかさえ分からないリリースとなっております。
(所属アーティストの別プロジェクトとかなんでしょうか?)
しかし聴けば分かるように、曲そのものはそれに全く相反するシンセティック且つメロウなハウス。
ジャケットの感じそのままのフューチャーレトロっぽさが曲にも反映されていて好みです。

Househead Samira / Radio Safia

Radio Safia (Original Mix) by Househead Samira on Beatport

フランスの女性プロデューサーHousehead Samiraによるディスコ。
ちょい強めのキックとエディットされたシンセリフを中心に据えたシンプルなトラックです。
ちなみに本作が初のソロEPとなる若き新星なので、今後とも要チェックお願いします。

HUGO / SPB1

SPB1 (Extended Mix) by HUGO (UK) on Beatport

イギリスのプロデューサーHUGOによるディスコ。
シンセ、ベース、ドラム、そしてシーケンスに至るまで、そのどれもが良い意味で古めかしい。
ここまで2拍4拍のクラップを強調する潔さよ。
これまで紹介した曲に比べるとリズムが硬く、反復に重きを置いている感じも含めてかなりテクノに接近したトラックであるように思えます。

Fuzzey / Big Brother

Big Brother (Original Mix) by Fuzzey on Beatport

フランスのプロデューサーFuzzeyによるディスコ。
徹頭徹尾ギターフレーズもの。
全体的にアーバンな雰囲気を出しつつも、ちょっと早いテンポだったりハイハットの刻み方が前のめりなドライブ感を演出していたり、という辺りで共通項を探るとRidge RacerのBGMにあっても良いタイプのトラックだと思います。
どうでもいいですが、なんとなくYamajetさんが好きそう。

Morgan Hislop / Ultraslick Ultrahuman

Ultraslick Ultrahuman (Original Mix) by Morgan Hislop on Beatport

イギリスのプロデューサーMorgan Hislopによるディスコ。
冒頭で少し触れたインターネットミュージック出現以降のエモーショナルなリフ回しをメインにしつつ、少し偏屈なビートを取り入れたタイプのトラック。
これも硬めのビートが往年のテクノを彷彿とさせます。

Cerrone / Midnite Lady

Midnite Lady (Original Mix) by Cerrone on Beatport

フランスのプロデューサーCerroneによるディスコ。
今までフィジカルでしか流通していなかったものがこの度配信開始された、言わば再発ものになりますが、このオリジナルはなんと1976年リリース。
Cerroneはこの曲でデビューしてから現在に至るまで活動を継続中で、なんと今年の頭にも新作アルバムをリリースしているスーパーおじいちゃんです。
(ヨーロッパ圏内に於いてはGiorgio Moroderと並ぶディスコ界の巨匠と称されている存在です。)

従ってほぼ全てのパートが生楽器によって構成されているため、明らかに他の曲と音の質感が異なっているのが分かりますし、展開も現行のクラブミュージックのそれとは全く異なっています。
いずれにしてもこれまで手に入りにくかった昔の曲がこうして入手できるようになるというのは喜ばしいことなので、是非他のレーベル、アーティストも追随して貰えると嬉しいですね。

Madam Misfit / Feels a Little Strange

Feels a Little Strange (Original Mix) by Madam Misfit on Beatport

イギリスのボーカリストMadam Misfitによるエレクトロ・スウィング
厳密にはディスコではないですが、今回のリサーチを行っていく上で見つけたので忘備録的に掲載。

ディスコにほど近いジャンルにこういった電子音を駆使してスウィングを追求していくものがあることは知っていたのですが、DIGに際して起点となるレーベルやアーティストについてはそこまで押さえてなかったところがありまして。
これのリリース元であるElectro Swing Thingを拝見したところ、Mix、フリーダウンロードがかなり多めに公開されていたので、ここを起点にすると広がりそうということで情報のお裾分け。
ちなみにエレクトロ・スウィングに関してはDeorro / Rise and ShineがPVの絶妙な古臭さ含めて好きです。

ミカヅキBIGWAVE / El Dorado 魔法少女伝説

Cutie Dance 音楽 – EP | ミカヅキBIGWAVE

日本のプロデューサーミカヅキBIGWAVEによるフューチャーファンク。
もう1つ類似ジャンル紹介。

冒頭で述べたヴェイパーウェイヴから派生した音楽の1つにフューチャーファンクというものがあり、ざっくばらんに説明すると『80年代~90年代のレトロな音楽をサンプリングしつつ、エモいリフをキーワードとしてダンサブルなリズムアレンジを加えた音楽』になります。
サンプリング対象としてはシティーポップやアニソンが多い印象ですが、アレンジによってはかなりリズム強め+テンポ速めのファンキーなトラックが作られており、何よりこれらの作り手たちはその80年代~90年代をあまり経験していない世代のクリエイターが多く、サンプリング元に対して独自のレトロ解釈をもってアレンジを加えるので、それが面白さを生んだりもします。
サンプリング文化が嫌でないならこの辺りは押さえておくことをおススメします。
ちなみにこの曲の元ネタはコレ

以上、ディスコにスポットを当ててお送りしました。
テクノに於けるハードテクノと同様、メインストリームの楽曲とは少し趣の異なるトラックが紹介できたのではないでしょうか。
思えばHardonize設立当初からディスコのファンキーな感じは大好きで、それ自体は今も変わっておりません。
とはいえかなりご無沙汰な感じもあるので、いずれHardonize本編でもこういった音楽にスポットを当てるプレイをしようと思います。
魅力的な音楽が多過ぎるのが悪い。

ここ数回特集続きでしたが、以降は暫くこのスタイルの紹介に戻りますので引き続きご愛好の程よろしくお願い致します。

で、ボス、ラーメンいつですか?

次週07月28日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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【特集】DIG自慢:RECOfan渋谷BEAM店閉店セール:今週のオススメハードテクノ - Resident’s Recommend 2020/07/09

こんばんは。TAK666です。
レジデントが代わる代わるオススメハードテクノを紹介するこのコーナー、
2週間ぶりにワタクシが担当致します。

近況報告。

先日歳を取りました。


あと先日コンセプトからタイトルからジャケットまでしょうもないMIXを作りましたのでお聴きください。

TAK666 / James Brown Is Dead Dead Dead!!

James Brown Is Dead Dead Dead!! – 2020.07 by TAK666 | Free Listening on SoundCloud

近況報告終わり。

さて本題。
前回の担当回にて、以下のような前置きを載せておりました。


渋谷の中古レコードショップの代表格であり、自分も何度もお世話になっていたRECOfan渋谷BEAM店が閉店してしまう件です。
まだ具体的な閉店日は決まっていないようなのですが、それまでは閉店セールを継続するとのことなので、特に未見の方は是非足を運んで頂きたいのです。
まるで郊外のブックオフかと言わんばかりの広大な面積の中にクラブミュージックは元より、邦楽、洋楽、ヒップホップ、民族音楽、サウンドトラックまで全ジャンル揃っているお店なので。

で、早速全開更新後にももう1回足を運んできたわけで、今のところ収集物はこんな感じです。

もう1回行って実感したこととして、どうも頻繁に在庫を追加している様子であること。
1回目、2回目ともそこそこ大量買いしているお客さんを見かけているにも関わらず、一向に店の壁が見えないのです。
これを書いている瞬間にもレア音源が棚に並べられているのかと思うと、まだまだ同店には行きそうです。

そんなワケで、今回はこのRECOfan渋谷BEAM店で直近に購入したものの一部を紹介します。
2018年末のジャニス振りの

DIG自慢

です。

X-102 / DISCOVERS THE RINGS OF SATURN


1992年リリース。
Jeff MillsRobert HoodMad Mikeのレジェンド3人によってアメリカで結成されたトリオX-102による最初で最後のオリジナルアルバム。
3人ともデトロイトテクノを世に知らしめた大所帯グループUnderground Resistanceの出身者であり、よりダンスミュージックとしてのテクノにフォーカスしたプロジェクトとして結成されました。
後のハードテクノに通じるソリッドなトラックもあれば、ハウスのようなグルーヴを伴った曲やアンビエントまで収録されており、細分化されていなかった頃のテクノのエッセンスが詰まっている作品です。

個人的好みはアルバムのラストに収録されたGROUNDZERO (THE PLANET)
レイヴ感溢れるフレーズにローファイなリズムの組み合わせという、ザ・90年代テイストなテクノ。

X-102 / GROUNDZERO (THE PLANET)

X-102 – Groundzero (The Planet) – YouTube

Beatportでも購入可能です。

V.A. / that’s club trax techno kingdom 2


1993年リリース。
『第2次テクノ大戦!!!』と銘打たれてリリースされた通り、世界各国のアーティストによるテクノコンピレーション。
第2次ということは第1次もありましてそちらも持っているのですが、どちらかというとテクノよりはヨーロッパレイヴ、ジュリアナテクノに傾倒したシリーズです。
とはいえ、この2作目にはジャーマンテクノやイタロハウスなんかも入ってたりして、前作よりバラエティに富んでます。
WestBamUnderground ResistanceR.A.F. (メンバーの1人がMauro Picotto)など、大物アーティストが多数参加しているのも昔ならでは。

個人的好みはドイツのDJ/クリエイターDJ Dickによるテクノ。
細切れの荒っぽいリフにアーメンブレイク、ブレイクのトランスっぽいシンセサウンドなど、レイヴ経過後のテクノらしいアグレッシヴな曲。
ちなみに上で名前を出したジャーマンテクノの雄WestBamとは兄弟。

D.J. DICK / NO CHILL OUT NECESSARY

Dj Dick – No chill out necessary – YouTube

SCOTT ATTRILL / NOIZE


2010年リリース。
イギリスのDJ/クリエイターScott Attrillによるフルアルバム。
1990年代はVinylgroover名義でハッピーハードコアシーンを牽引していたScott Attrillがハードダンスでの活動を本格化させるに際し、本名でのリリースを行い始めた頃の作品。
ハードダンス界隈に於いていち早くテクノ×ハードダンスのクロスオーバーに着手した1人であり、本作にもその指向が強く表れています。
エレクトロやダブステップといった当時最新鋭の音までハードダンスに流用している意欲作。

個人的好みは3曲目、What the Funk
カッティングギターのリフにフィルターを駆使したタイトル通りファンキー且つテッキーなハードダンス。

SCOTT ATTRILL / What the Funk

What The Funk (Original Mix) by Scott Attrill on Beatport

V.A. / HARD TRANCE 303 -ACID RELIGION-


1994年リリース。
タイトル通り、アシッドサウンドをフィーチャーしたコンピレーション。
周辺ジャンルであるアシッドテクノやゴアトランスまでカバーしているばかりか、ハードコア/ガバのアーティストであるChosen Fewまで参加している辺り謎です。
見事にビヨビヨ鳴っている曲しか収録されておらず、あとこの時代はイントロ、アウトロを作り込むという概念がなかったのか、いきなり始まっていきなり終わる曲があったりしてそれも1990年代らしい。

個人的好みはドイツのDJユニットGENLOGによるNIG NAG
後のStay Up Foreverに通じるド直球なアシッドサウンド、跳ね系リズムに速いテンポを兼ね備えた快楽主義的ハードアシッド。

GENLOG / NIG NAG

Nignag – YouTube

Felix Krocher / HARD TECHNO EXPERIENCE CHAPTER ONE


2006年リリース。
ドイツのDJ/クリエイターFelix KrocherによるミニアルバムとDJ Mixがセットになった作品。
言わずもがな、このアーティストは日本にシュランツという音楽を根付かせた張本人であり、単一アーティストによるシュランツのアルバムとしては最初期(※)に出されたものの1つ。
歪んだ金物リズムと圧縮されたベースによる強烈で速いビートはインパクト満点です。
あとCDで聴いて気付いた点として、最後の曲が終わると1曲目の頭にループする仕様になってました。
謎に凝った構成。

個人的好みは4曲目、The Fight Is Over
ビートの暴力性に反して声ネタのサンプリングが妙に陽気で、シュランツの遊び心が散りばめられている気がします。

Felix Krocher / You Must Never Forget That

You Must Never Forget That – YouTube

Beatportでも購入可能です。


確認している中でこれより前に出ているシュランツのアルバムとしてRobert Natus / StraightTorsten Kanzler / Der Kanzler Kommt(共に2005年リリース)があります。

DJ DERO / THE HORN (EL TREN)


1997年リリース。
アルゼンチンのDJ/クリエイターDJ DEROによるテクノ。
ジャーマンテクノの一派として数えられながらトライバルテクノの普及に一役買ったアーティストであり、本作にもその影響が強く表れております。
その名の通り、ホーンサウンドを随所に散りばめつつ、トランスの煌びやかな音をメインリフとしたアップリフティングなトラック。

で、こちらのセルフリミックスはそこにDJ DEROお得意のサンバリズムをこれでもかと言わんばかりにトッピングしたバージョン。
ホイッスルの音まで加わり、エネルギッシュなトライバルテクノの脈動を感じさせてくれます。
絶対774Muzikさん好きでしょこういうの。

DJ DERO / THE HORN (EL TREN) (batucada ‘n bass mix)

Dj Dero – The Horn (El Tren) [Batucada’n Bass Mix] – YouTube

JS16 / STOMPING system


1997年リリース。
フィンランドのDJ/クリエイターJS16によるハードハウス。
JS16といえば音楽ゲームDance Dance Revolution収録曲であるStomp To My Beatが有名かと思いますが、それと同時期に作られた中の1つ。
というかStomp To My Beatが収録されているアルバムのリードシングルのなっているのがこのStomping Systemです。

原曲からしてグルーヴィーなベースラインとディスコなウワモノが交差するファンクネスさがツボですが、EPにのみ収録されたこちらのバージョンは今でいうところのエレクトロっぽいシンセリフまで加わってよりアップリフティングなアレンジになっております。
ワープハウス、ハッピーハンドバッグといった単語に敏感な方に特にオススメ。

JS16 / STOMPING system (UK Mix)

Stomping System (UK Mix) by JS16 on Beatport

Mijk van Dijk / GameTrax Vol.1 E.P.


2001年リリース。
ドイツのDJ/クリエイターMijk van Dijkによるテクノ。
先日の特集ゲームミュージックに於けるテクノに於いても紹介しており、Hardonizeでも複数回かけているので今更紹介するまでもない曲ではありますが、実はヴァイナルを見たのは初めて。
本家パッケージと同様の車種、Rivelta Mercurioがメインを飾る真っ赤なジャケットは良く映えますね。

何度も紹介して恐縮ではございますが、Burnoutが本当に好きです。
ハイハットをはじめとする金物リズムの疾走感が気持ち良い、シンセティックなテクノ。

Mijk van Dijk / Burnout

Ridge Racer V – Burnout – YouTube

Beatportでも購入可能です。

E-Z Rollers / Lickable Beats 2


最後に紹介するのは個人的趣味でハードテクノではなく、ドラムンベース。
2005年リリース。
イギリスの古豪ユニットE-Z Rollers監修によるドラムンベースコンピレーション。
ドラムンベースの中でもリキッドファンク、ジャングルなど生音に近い音を得意とするアーティストなので、本作もアーバンでありながら骨太なトラックがズラリ。
今時のギラギラした音ではない(言うまでもなくそれはそれで好き。)、この時代特有の土臭くも力強い雰囲気を堪能できるシリーズで大好きなのです。
ちなみに前作もメッチャオススメ。
そっちもCDで持ってます。

個人的好みは11曲目、Deathsport
『ドラムンベースはイギリスのチンピラ音楽。』とは僕の師匠である練乳さんの談ですが、それを体現しているホーンの音が大変ガラが悪くて◎。
この手のベースシンセがフレーズとなっているタイプのドラムンベースはジャンプアップと呼ばれております。
ちょっと前にこのタイプのトラックをメインにしたMIXを録っておりますのでよろしければ是非。

E-Z Rollers / Deathsport

Deathsport – YouTube

Beatportでも購入可能です。

以上、RECOfan渋谷BEAM店DIG自慢でした。
テクノという枠の中に於いてもメジャーなものからコアなものまで入手可能なお店であることが伝わったなら幸いです。
配信サイトから楽曲を単体購入したり、サブスクリプションサービスで矢継ぎ早にトラッククロールできる現在、それはそれでとても便利ですし活用しない手はないのですが、時間をかけて1つ1つの作品を手に取り、時に予想だにしない作品と出会う機会というのも何物にも代えがたい魅力があります。
特にクラブミュージックのような一般的に見ればマニアックなカルチャーに於いて、こういった体験ができる場所はかなり貴重でもありますので、今週末にでも是非行ってみてください。
5枚以上購入すると1枚につき200円オフは結構デカいですよ!

次週07月14日は774Muzikさんが担当します。
今回はこれにて。

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